2019.05.15

編集部員の「欲しい!」時計インプレッション(ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44) 第2回「スイスで実験! 海外での電波腕時計の時刻あわせって?」の巻

「欲しい!」時計:ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44

ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44

2018年に発表された、ユンハンスの電波腕時計「メガ」シリーズ。同社の「マイスター」と「マックス・ビル」の2コレクションで展開されている。今回取り上げたのは、「マイスター」コレクションの中のブレスタイプ。「メガ」シリーズの最高スペックモデルで、両面無反射コーティングのドーム型サファイアクリスタルを採用。防水性能も他のモデルが全て3気圧防水に対し、なんと5気圧防水。電波クオーツ。径38.4mm。SSケース&ブレス。18万円。

 お問い合わせ先:ユーロパッション Tel.03-5295-0411

リポーター:時計Begin編集部 柳町 豪

電波状況が悪くても 専用アプリで、さくっと5分で時刻あわせ

時刻合わせの心配もなく、飛行機の中ではぐっすり。安心してよく寝られたせいか、毎朝6時起床のバーゼルワールド取材も元気に乗り切ることができました。

毎年3月末にスイス、バーゼル市で開催される新作時計展示会バーゼルワールド。今回こちらの時計をスイスでの取材時にも使用してみました。電波時計はほうっておくと、大体午前2時前後に電波を受信→時刻あわせになるため、現地についてすぐ時刻が合っているか、というとそうでもないことがほとんど。じゃあ、窓際で電波を強制受信といっても、そう都合よく窓もない場合が多いのが現実。例えば、今回のスイス取材の場合。<スイス行き飛行機の中>→<チューリッヒ空港の中>→<そのまま空港地下の駅から電車>なんていうと、電波受信もできず。でも、ユンハンスの場合、スマホ用の専用アプリがあるので、アプリの指示通りに操作すればあっという間に現地時間に。その間約5分。空港のターンテーブルで荷物が出てくるのを待っている間とか電車に揺られて宿泊先に移動中なんかにできてしまう。時計のいろんなボタンを押したりとか、アプリのややこしい操作とかなく、電子系モノの操作が面倒&苦手な私が初めてトライでも簡単に出来ました。

現地時間がわからなくても、専用アプリで簡単時刻あわせが!

現地について時刻を確認することができなくても、また上手い具合に電波受信ができない場合でもこのアプリがあれば安心。簡単に時刻あわせが出来てしまう。

その1:アプリを開く

こちらがその専用アプリ。iPhone用とアンドロイド用があり、私の場合はiPhone用を使用。もちろんアプリは無料。アプリを開くと時刻合わせの方法を丁寧に教えてくれるのでそれに従っていけばいいだけ。

その2:現在場所を選択

アプリを開き、まずは、時刻を設定したい場所を選択。今回の場合、「スイス」を選択。

その3:画面中央の三角マークを押す

場所を選択し、「完了」ボタンを押すとこの画面に。真ん中の三角ボタンを押すと、スマホのスピーカーから、微かな音が。これでアプリの方は準備完了。

その4:時計ケースサイドの4時位置ボタンを押す

時計のケースサイド4時位置を専用の器具で3秒以上押すと、秒針が「8時位置」に。これで時計も準備完了。

その5:時計をスマホスピーカー前に置く

あとはスマホのスピーカー前に時計を置くだけ。トリセツには5~15分で完了とある通り、私の場合は5分で針がスイス時間になり完了。

現地時間を空港や駅の時計で確認することなく、いつでもどこでも正確な現地時間に合わせられるのは、かなり便利。次回は、電波時計としての精度についてインプレッションしてみたいと思います。(つづく)