2018.11.28

カール F. ブヘラ、創業130年の集大成

独自機構で薄~く、見どころ満載の新作トゥールビヨン

カール F. ブヘラ/ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル限定モデル/自動巻き。径42.5mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。パワーリザーブ65時間。30m防水。世界限定88本。予価1160万円。

独自の自動巻き機構“ペリフェラル”といえば「カール F. ブヘラ」のお家芸。自動巻きのローターをムーブメント外周に設置することにより、ムーブメント全体を見ることができる上、時計自体の薄型化も可能にする画期的な機構だ。今回、創業130周年記念として発表された「ヘリテージ トゥールビヨン ダブルペリフェラル限定モデル」は、その名のごとく2つのペリフェラルを搭載している。自動巻き機構(なんとローターは22KRG!)に加え、トゥールビヨンのキャリッジを外周部にある3つのボールベアリングで支えるというユニークさ。セラミック製のボールベアリングが、安定した連動性と精度を実現、トゥールビヨンで、かつCOSC取得という最強のスペックを誇る。ケース厚も11.90mmと自動巻き&トゥールビヨン搭載機としては、薄い仕上がりに。アンクル、ガンギ車にシリコンを採用することで帯磁対策もぬかりなし。

ブランの創業の地、スイス・ルツェルンの街がエングレービングされた18KWG製ブリッジ。

裏蓋全体を覆う18KWGのブリッジには、ブランド創業の地であるスイス・ルツェルンの町の景色が刻み込まれている。街のランドマークであるカペル橋と共に重要なモチーフが、湖に浮かぶ一羽の“白鳥”。これは街の“白鳥広場”を示しており、1888年にカール F. ブヘラが初めて時計店を開いた場所。今回、創業年にちなんだ世界限定88本となっているが、全て白鳥が違う位置に置かれているという、非常に凝った意匠となっている。またこちらのモデルは、ブランドの遺産を後世に伝える新コレクション「ヘリテージ」のスタートモデルでもある。

ペリフェラル機構採用のトゥールビヨンはキャリッジが宙にういているかのよう。ガンギ車などにシリコン素材が採用されている。新作時計の発表と同時に、130年守り続けられた職人技と長年積み重ねてきた技術開発、革新的な功績が認められ、高級時計財団(FHH)のパートナーに迎えられたことも発表された。

お問い合わせ先:ブヘラジャパンTel.03-6226-4650