「悪魔」の復刻ダイバーズウォッチ、お仲間が続々登場！

20気圧防水を誇るブローバの名作

過去の自社製品を復刻したアーカイブシリーズが評判を呼んでいるブローバ。昨年、その第3弾として発表した「オーシャノグラファー ＂デビルダイバー＂」に、今年は新たなカラーバリエーションのモデルが追加された。

1972年に初登場した＂デビルダイバー＂の名は防水性に由来する。オリジナルの防水性は666フィート（約20気圧）で、当時としては非常にハイレベルだったが、その＂666＂という数字が映画『オーメン』でも知られるように、聖書で不吉な数字とされることから悪魔を意味する＂デビル＂ の愛称で親しまれるようになった。

復刻モデルでは＂666＂ の数字を6時位置に記した文字盤や、個性的な立体型の夜光インデックス、15分間を色分けした回転ベゼル、クッションスタイルのケースなど、＇70年代テイスト溢れるレトロデザインを忠実に再現。そして今回は、ネイビーを基調とした文字盤＆ベゼルに、鮮烈なオレンジの差し色を施した。

もちろん、新作の防水性も20気圧（666フィート）で、自動巻きにしてアンダー10万円という価格も魅力的。時計の名前について語れるうえ、そのレトロな外観は腕に着ければ注目を集めること間違いなしと、いいことづくめの1本なのだ。

666フィート防水だから通称“デビル”

BULOVA(ブローバ)
オーシャノグラファー
＂デビルダイバー＂
高防水の70’s復刻作
1972年に登場し、666フィート（約20気圧）防水だったことから＂デビル＂ と呼ばれたダイバーズの復刻モデル。鮮やかな青を基調に、随所にオレンジ色を効かせた。自動巻き。径44㎜。SSケース＆ブレスレット。8万4000円。お問い合わせ先：ブローバ相談室

アワーマーカーは、存在感のある透明な円柱型の立体インデックス。底には夜光塗料が充填されていて、通常よりも高輝度で光ることにより、深海や夜間のダイビング時に確かな視認性を発揮する。

グリーン系もあり！

こちらはグリーンをベースにしたバリエーション。あのアキュトロンを彷彿とさせるカラーリング。自動巻き。径44㎜。SSケース＆ブレスレット。8万4000円。

[時計Begin 2019 AUTUMNの記事を再構成]
写真／谷口岳史　文／岡崎隆奈　構成／市塚忠義