2020.01.21

決定!2019年『時計Begin』総合部門グランプリは「ゼニス デファイ インベンター」が受賞

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2019年 時計Begin
総合部門グランプリは…

ゼニス デファイ インベンター に決定!!

 

「時計界の未来をも変えることに期待を込めて」

講評 ▶ 時計Begin編集長
中里 靖

2年越しの、獲得である。「デファイ インベンター」の前身「デファイラボ」は、2017年の総合部門グランプリを最後の最後まで争った。

しかし「10本だけの試験的な製作であり、すでに完売で買えない」との意見で、惜しくも敗れ去っていた。その時、印象に残ったのは「レギュラーモデル化された暁には、改めて再評価すべき」との声。

そして2019年、デファイラボで試みられた既存の調速・脱進機構に代わるシリコン一体型のオシレーターをさらに進化させ搭載したレギュラーモデル、デファイインベンターが発表され、リベンジを果たした。

とはいえ、すんなりと決まったわけではない。最後まで争ったのは、シャネルの「J12」。印象を変えずに、ディテールとムーブメントとをアップデイトするという、アイコンとしての正しい進化のあり方を提示し、かつトータルバランスに優れていると、審査員の評価は極めて高かった。

時計としても、またブランドとしても、まったく性格が異なる2つのモデルの争いとあって、なかなか議論がまとまらない。最終的にゼニスに軍配が上がったのは、オシレーターの将来への期待値の高さから。シリコン製脱進機やひげゼンマイが、広く使われてスタンダードになったように、オシレーターが時計界の未来を変える可能性に大いなる期待を込め、またそれが実現することを切に願い、総合部門グランプリ選出に至った。

自動巻き。径44㎜。チタン+アエロナイトケース。アリゲーター+ラバーストラップ。10気圧防水。204万円。問い合わせ:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス

ブルーのフレームの下に、ダイヤル開口部とほぼ同じ大きさのオシレーターの姿が垣間見える。6時位置に見えるのは、オシレーター専用に開発されたガンギ車。

ケースはチタン製。ベゼルには多孔質で軽量な新アルミ合金アエロナイトを採用する。

自動巻きローターは、メゾンを象徴する星を象る。ガンギ車までの輪列構造は、一般的な自動巻きと同じだ。

オシレーターの全容。複雑な形状をシリコンで一体成型し、テンワ、ひげゼンマイ、アンクル、緩急針の役割を1つで果たす。

ブルーのフレームの下に、ダイヤル開口部とほぼ同じ大きさのオシレーターの姿が垣間見える。6時位置に見えるのは、オシレーター専用に開発されたガンギ車。
ケースはチタン製。ベゼルには多孔質で軽量な新アルミ合金アエロナイトを採用する。
自動巻きローターは、メゾンを象徴する星を象る。ガンギ車までの輪列構造は、一般的な自動巻きと同じだ。
オシレーターの全容。複雑な形状をシリコンで一体成型し、テンワ、ひげゼンマイ、アンクル、緩急針の役割を1つで果たす。

 

[時計Begin 2020 WINTERの記事を再構成]

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