2020.05.19

人気の復刻モデル買うなら? まんま復刻VS最新型復刻

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時計ファンの間でますます人気が高まるばかりの復刻モデル。近頃は文字盤&ケースに加え、細部の作りまで実にリアル。そこで、復刻はそっくりそのままか、それとも最新型がいいのかを検証!

レトロな復刻デザインで最新テクノロジーを味わう

オリジナルを細部まで忠実に再現した復刻と、現代風にアレンジした復刻、どちらがより満足できるのか。両タイプのモデルが揃うタグ・ホイヤーのモナコで検証してみたい。

斬新なスクエア型フォルムが人気のモナコ。初代は搭載ムーブの都合でリューズを左側に備えた。これをそのまま再現したのが「キャリバー11」だが、そのポイントをモナコオーナーの柴田さんは次のように語る。「横向きバーを外に配した円形トラックと、角型2カウンターの対比はいま見ても斬新。初代のレガシーを感じるのはコチラですね」。かたや最新型の「ホイヤー02」については、「基本スタイルとサイズは変えず、最新の自社製ムーブメントを搭載。初代に近い意匠で、ワンランク上の性能が味わえます」。

外観にあまり差がないモナコに対し、ラドー「キャプテン クック」のようにデザインが異なるものや、ハミルトン「ベンチュラ」のように駆動機構が違うものも。ただし“まんま”なのはデザインだけ。機能は最新だけに、好みで選ぶべし!?

結論!リアルへのこだわり派と実用重視派で分かれる

自動巻きクロノ&角型防水の元祖
世界初の自動巻きクロノグラフ、角型防水時計として、1969年に誕生した初代モナコ。ブライトリングらと共同開発したキャリバー11の搭載により、プッシュボタンを右、リューズを左に備えるスタイルも斬新。翌年には映画『栄光のル・マン』で俳優のスティーブ・マックイーンが着用した。

復刻モデルの王道はどちら?

まんま復刻
顔つきも忠実に復刻

アーカイブをもとに、オリジナルそっくりに再現したモデル。文字盤&ケースのデザインはもちろん、針、インデックス、文字盤の色みや質感といった細部からケースサイズまで忠実に再現してある。多くは現行ムーブメントを採用していて信頼性に問題なし。こだわり派にオススメ。

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
ホイヤー モナコ キャリバー11 クロノグラフ
初代を再現した左リューズ仕様
1969年登場のオリジナルデザインを忠実に復刻したレギュラーモデル。左リューズ仕様のキャリバー11を搭載し、文字盤の色やインデックス、オールドロゴなど、細部まで余すことなく再現。レトロなパンチング入りカーフストラップ装備。自動巻き。39×39㎜。SSケース。100m防水。66万円。

完全復刻モデルが採用するのは、初代モナコに搭載されていた世界初のクロノムーブの名を継ぐ「キャリバー11」。この現代版キャリバーは、名前のみならず、リューズをケースの左に備えたスタイルもオリジナルを踏襲。さらに、クロノ針による1/4秒計のほか、30分計&スモールセコンドのインダイヤルと、表示機能も初代と同じくシンプルに徹した。

最新型復刻
ムーブメントは最新の自社製

基本デザインはオリジナルを踏襲しつつ、ディテールなどに現代風アレンジを加えた復刻モデル。サイズアップしたり、パーツを最新素材に変更して耐久性を高めたりする場合が多い。最新技術を投入した高性能ムーブを搭載するものも。ディテールへのこだわりよりも、実用派向きか。

TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
タグ・ホイヤー モナコ キャリバー ホイヤー02 クロノグラフ
モダンアレンジの右リューズ仕様
基本デザインを受け継ぎながら、随所に現代的アレンジ。2カウンターに見えるが6時位置にスモセコが。サンレイ装飾のブルー文字盤を採用し、リューズは右側。自動巻き。39×39㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。100m防水。66万円。問い合わせ:LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー

搭載するのはキャリバー「ホイヤー02」。タグ・ホイヤーが最新技術を投入して自社開発した薄型の自動巻きクロノグラフムーブメントであり、一度巻き上げると約80時間もつロングパワーリザーブを確保。また、この搭載によってリューズやボタンはケース右側にまとめられ、文字盤には新たに12時間カウンターが追加されている。

好みが分かれるまんま&最新復刻

ラドーの場合

RADO(ラドー)
キャプテン クック オートマティック
現代的仕様にサイズアップ
'60年代レトロな雰囲気を残しつつ、ケース径を42㎜にアップ。グリーンの文字盤&ベゼルを採用。自動巻き。21万円。

RADO(ラドー)
キャプテン クック マークⅡ
'62年の初代を忠実に復刻
小ぶりな盾型ケースや文字盤デザインを再現。自動巻き。径37㎜。23万円。問い合わせ:ラドー/スウォッチグループ ジャパン

<b>RADO(ラドー)<br/>キャプテン クック オートマティック<br/>現代的仕様にサイズアップ<br/></b>'60年代レトロな雰囲気を残しつつ、ケース径を42㎜にアップ。グリーンの文字盤&ベゼルを採用。自動巻き。21万円。
<b>RADO(ラドー)<br/>キャプテン クック マークⅡ<br/>'62年の初代を忠実に復刻<br/></b>小ぶりな盾型ケースや文字盤デザインを再現。自動巻き。径37㎜。23万円。<strong>問い合わせ:</strong>ラドー/スウォッチグループ ジャパン

 

ハミルトンの場合

HAMILTON(ハミルトン)
ベンチュラ XXL
自動巻きのビッグサイズ
自動巻きムーブ搭載でケース幅を拡大したアレンジ版。文字盤も現代風のスケルトンに。46×45.5㎜。13万5000円。

HAMILTON(ハミルトン)
ベンチュラ
斬新な外観をそのままに
世界初電池時計の意匠を復刻。クォーツ。50.3×32.3㎜。9万1000円。問い合わせ:ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン

<b>HAMILTON(ハミルトン)<br/>ベンチュラ XXL<br/>自動巻きのビッグサイズ<br/></b>自動巻きムーブ搭載でケース幅を拡大したアレンジ版。文字盤も現代風のスケルトンに。46×45.5㎜。13万5000円。
<b>HAMILTON(ハミルトン)<br/>ベンチュラ<br/>斬新な外観をそのままに<br/></b>世界初電池時計の意匠を復刻。クォーツ。50.3×32.3㎜。9万1000円。<strong>問い合わせ:</strong>ハミルトン/スウォッチ グループ ジャパン

 

[時計Begin 2020 SPRINGの記事を再構成]

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