2020.12.01

オメガ「コンステレーション」がクロノメーター認定を初めてコレクションとして取得!【ロングセラー変遷記】

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エレガントにして高精度ウォッチの象徴
クロノメーター認定を初めてコレクションとして取得!

美しさと正確さを兼ね備えたコレクションとして愛され続けるオメガ「コンステレーション」。その高精度たるゆえんと、70年近くにわたるデザインの変遷について紐解く。

Original model (オリジナルモデル)
1952年
随所に個性をちりばめた自動巻きのクロノメーター

クロノメーター認定の自動巻きキャリバー351を搭載して登場。また〝パイ-パン〞の名で親しまれる12角の立体文字盤、その文字盤に描かれた十字マーク、多角形のリューズ、裏蓋に施された天文台メダリオンなど、個性的な特徴を数多く備える。

 

1953年
コンステレーション グランリュクス

ファーストのデザインをより洗練させた。12角の〝パイ-パン〞ダイヤル、フードラグ付きのケースとも18Kゴールド製に。フレキシブルなラインホーン・ブリック・ブレスレットと一体型の仕様となる。内部には自動巻きクロノメーターCal.354を搭載。

1963年
コンステレーション〝C〞

数多くの名作を手掛けたジェラルド・ジェンタがオ メガのためにデザイン。新たに楕円形のケースと自 動巻きCal.564を採用した。また、シルバーのギョー シェ文字盤には、ブラックのバトン針、オニキス象 嵌を施したゴールド製インデックスを装備。

1982年
コンステレーション 〝マンハッタン〞

コンステレーションの最も重要なデザイン要素=ベ ゼルの4 つの爪を初採用。これはサファイアガラス をケースに固定し、防水性を高める目的で装備され た。さらにケース上下のハーフムーンファセット、 一連コマの一体型ブレスも初めて取り入れた。

1995年
コンステレーション’95

前作から4 つの爪を継承。機能的にはすでに必要な かったが、デザイン上のアイコンとして残された。 ケース全体が丸みを帯びたスタイルとなり、ベゼル 上にローマ数字をセット。一方、ホワイト文字盤に はバトン型インデックスとダイヤをセットした。

<b>1953年<br>コンステレーション グランリュクス</b><br>ファーストのデザインをより洗練させた。12角の〝パイ-パン〞ダイヤル、フードラグ付きのケースとも18Kゴールド製に。フレキシブルなラインホーン・ブリック・ブレスレットと一体型の仕様となる。内部には自動巻きクロノメーターCal.354を搭載。
<b>1963年<br>コンステレーション〝C〞</b><br>数多くの名作を手掛けたジェラルド・ジェンタがオ メガのためにデザイン。新たに楕円形のケースと自 動巻きCal.564を採用した。また、シルバーのギョー シェ文字盤には、ブラックのバトン針、オニキス象 嵌を施したゴールド製インデックスを装備。
<b>1982年<br>コンステレーション 〝マンハッタン〞</b><br>コンステレーションの最も重要なデザイン要素=ベ ゼルの4 つの爪を初採用。これはサファイアガラス をケースに固定し、防水性を高める目的で装備され た。さらにケース上下のハーフムーンファセット、 一連コマの一体型ブレスも初めて取り入れた。
<b>1995年<br>コンステレーション’95</b><br>前作から4 つの爪を継承。機能的にはすでに必要な かったが、デザイン上のアイコンとして残された。 ケース全体が丸みを帯びたスタイルとなり、ベゼル 上にローマ数字をセット。一方、ホワイト文字盤に はバトン型インデックスとダイヤをセットした。

 

天文台コンクール優勝の高精度な技を腕時計で体現

初代コンステレーションが発表されたのは1952年だが、その高精度の起源は1930年代まで遡る。オメガは1919〜71年の間に、天文台の精度コンクールで93回もの優勝に輝いており、とくに有名なのが’33、’36年、英国キュー・テディントン天文台コンクールにおいて、全カテゴリーで精度の世界記録を樹立したことである。この快挙は、’48年の自動巻きクロノメーター腕時計の発表を経て、フルコレクションのコンステレーションへとつながる。

当初からクロノメーター仕様の高精度時計として登場した本作は、時代に合わせてスタイルを変化させる。’53年にケース・文字盤とも金無垢のモデル、’63年にジェラルド・ジェンタによる楕円形ケースモデルを発表。そして’82年の〝マンハッタン〞では、コレクション史上最も重要なデザイン変更が行われ、名高い4つの〝爪〞がケースに設けられた。ケース上下の半月状ファセットや一体型ブレスも採用され、これらはアイコンとして継承されていく。

また、機能面の進化も忘れていない。2003年の〝ダブル・イーグル〞で、高精度なコーアクシャルキャリバーを初搭載。さらに今年発表の最新作では、超高精度かつ高耐磁なマスタークロノメーター認定のムーブを採用した。

このように、1982年に基本スタイルを確立した後も、常にエレガントデザインを追求し、高精度なクロノメーター仕様であり続けたコンステレーション。世界初のクロノメーター認定コレクションとしての誇りは、初代より受け継がれてきたケースバックの天文台メダリオンにも示されている。

2003年
コンステレーション〝ダブル・イーグル〞

2003年、オメガ ヨーロピアン マスターズ ゴルフトーナメントの開催に合わせて発表。注目は初のコーアクシャルキャリバーの搭載で、これにより精度は新たなレベルに。他にも大きな爪、ドーフィン針、バゲットシェイプのインデックスを採用した。

変更点
4つの爪が力強いスタイルに進化

最大の変更点は、マンハッタンで確立された4つの爪。95年モデルと比べると、丸みを帯びていた爪のデザインがフラットで幅広のものに変更され、よりマスキュリンな印象になった。またムーブメントには、オメガ初のコーアクシャルキャリバーとして知られるCal.2500が採用されている。

2009年
コンステレーション’09

爪ができた〝マンハッタン〞を第一世代とすると、このモデルが第四世代にあたる。4つの爪やローマ数字を持ったベゼル、一体型のブレスなど、基本デザインを受け継ぎながらディテールをモダン化。いっそう洗練されたスタイルへと進化した。

自社キャリバーをついに初搭載!
2003年のモデルと比べると、外装に関してはマイナーチェンジに留まっているが、搭載ムーブメントは、ツインバレルの自社キャリバー、Cal.8500に進化している。

 

新作モデル 2020年
コンステレーションマスター クロノメーター

今年登場の「コンステレーション マスター クロノメーター」。径41㎜モデルだけはベゼルにセラミックを採用。爪とケースがさらに一体化された。自動巻き。径41㎜(36㎜、39㎜も展開)。SSケース。アリゲーターストラップ。70万円。問い合わせ:オメガお客様センター

耐磁性も抜群の超高性能ムーブ
搭載するCal.8900は、スイス連邦計量・認定局(METAS)によるマスタークロノメーターを取得したコーアクシャルキャリバー。1万5000ガウスの超耐磁性を備える。

 

[時計Begin 2020 autumnの記事を再構成]
文/岡崎隆奈 構成/市塚忠義

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