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2022.06.29
顔つきは「ビッグ・バン」でも中身は最新デジタルテクノロジー搭載

<右>ビッグ・バン e チタニウム/ビッグ・バンの外観に最新テクノロジーを融合したスマートウォッチ。Wear OS by GoogleTMを搭載し、スマートフォンとの連携に対応する。径42㎜。チタンケース。ラバーストラップ。3気圧防水。60万5000円。<左>ビッグ・バン e ブラックセラミック/チタニウムモデルと同時に発表されたブラックセラミックケースモデル。インデックスにメタライズ加工を施し、サファイアクリスタル風防はAMOLED高解像度タッチスクリーンを兼ねる。Wear OS by GoogleTM搭載。径42㎜。ラバーストラップ。3気圧防水。68万2000円。
素材・デザイン・機能をすべて巧みにフュージョン
ウブロが一昨年発表した「ビッグ・バン e」。その名の通り、旗艦モデルであるビッグ・バンのデザインを踏襲し、多層構造のケース素材にチタンやセラミックを採用するなど、“フュージョン(融合)”のコンセプトを継承する。
このモデルが他と違うのは、伝統的な機械式コンプリケーションに搭載されてきた複雑機構、たとえば正確無比なムーンフェイズ付きのパーペチュアルカレンダーや、地球儀を落とし込んだデザインの第2時間帯表示(GMT) 機能などを、機械式ウォッチに似せて表示させることが可能な点にある。これは機械式にこだわる時計ファンも納得できる仕様に違いない。
また、文字盤は3時間ごとにその色合いを変え、24時間を通してハッピーイエロー、マジックブルー、オレンジダイナマイト、オールホワイト、ラッキーグリーン、マジックレッド、レインボースピリット、ブラックマジックと、計8つの配色によるアニメーションが順次表示される。さらに、1時間ごとに5秒間の動画が出現する仕組みも。アイコンデザインに最新機能を詰め込み、伝統と革新を融合させた1本である。
伝統を継承した細部のつくり
新作スマートウォッチに採用されたケースとラバーストラップ。デザインや素材のみならず、これらのディテールも伝統の仕様となる。

ホワイトセラミック/人気スマートウォッチに加わった初の日本限定モデル。ホワイトセラミックケースとホワイトラバーストラップを組み合わせ、随所にブラックをバランスよく配すことで、爽快かつクリーンな印象に仕上げた。Wear OS by GoogleTM搭載。径42㎜。3気圧防水。68万2000円。
42パーツからなる多層構造のケース
チタンまたはセラミック素材を用いた多層ケースは、42個のパーツを極めて複雑な構造に。とりわけ時計のデジタル心臓部を収納する”ケージ”である「Kモジュール」には、そのうちの27個が使用されている。
初代バックルを擁す特許ストラップ
交換が容易な特許取得済みのワンクリックシステムを備えたラバーストラップ。その中留には、1980年にウブロが「クラシック」用に開発したフォールディング・バックルをセット。ここにも伝統が受け継がれている。
革新的”フュージョン”の伝統
1980年の創業時から、革新的なスタイルで時計業界に存在感を示し続けてきたウブロ。旗艦シリーズに登場したスマートウォッチは、その DNAを受け継いでいる。
1980/クラシック
創業年の1980年、ウブロが発表したゴールドケースの高級ウォッチ。"フュージョン(融合)"というコンセプトのもと、高級素材のゴールドとカジュアルなラバーを組み合わせたこのモデルは、時計業界に大きな衝撃を与えた。
2005/ビッグ・バン
創業25周年に発表した初代「ビッグ・バン」。SS製ケースにブラックセラミック製ベゼルを組み合わせ、H型のチタン製ビスをセット。さらにサイドにはグラスファイバーを配した異素材融合スタイルで、人気モデルに。