2022年新作時計情報：独自機構の「トラベルタイム」に脱帽だ！

パテック フィリップ：ローカルタイムの設定に連動する年次カレンダー

２つの時針がセンター同軸に備わり、一方が１時間単位で前後に動かせ、異なるタイムゾーンが表示できる。パテック フィリップによる視認性と操作性とに優れる「トラベルタイム」が今年、年次カレンダーと出会った。そのモジュールは、新設計だ。トラベルタイムは既存のボタン操作からリューズ操作へと改良。渡航時に夜光塗料付の時針をリューズで単独操作してローカルタイムに合わせる際、前後どちらに動かしても暦表示が連動する優れた実用性が与えられた。

それは月末や月初めであっても同じで、月の大小を判断し、日付も月表示も正確に送られる。またこれまで機械に負荷を与えないよう90分かかった各暦表示の切り替えを、ローカルタイム設定に対応させるため18分にまで短縮させてもいる。帰国後、２つの時針を重ねればカレンダーも元通りに。複雑な機構をたやすく操作できるのがパテック フィリップらしい。

パテック フィリップ 年次カレンダー・トラベルタイム 5326／独特の意匠のダイヤルやケースサイドのクル・ド・パリ装飾など、外装デザインでもメゾンの新境地を開いた。自動巻き。径41㎜。18KWGケース。カーフストラップ。3気圧防水。971万3000円。発売中。

外装もムーブも仕上げがとっても美しい

まだある”独自機構の「トラベルタイム」搭載”の注目モデル

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モリッツ・グロスマン公式サイト
パルミジャーニ・フルリエ公式サイト

[時計Begin 2022 SUMMERの記事を再構成]