二択問題をさらに悩ましくする!?　チューダー待望の「黒」ペラゴス

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ダイバーズに関して60年以上の歴史を持ち、各国海軍での採用実績も豊富なチューダー。ダイバーズが欲しい場合、絶対間違いないブランドだが、いざ品定めを始めると今は悩ましい問題にぶち当たる。そう、「ブラックベイ」と「ペラゴス」の2つのコレクションがあるからだ。

一応レトロ好きは前者、より本格派のダイバーズが好みなら後者という棲み分けがなされていたが、2021年に仏海軍と共同開発した「ペラゴス FXD」の登場により状況が変わった。

固定したバーにストラップを通す往年のスタイル

FXDとはFixed＝固定の意味で、バネ棒ではなく、ラグ間に固定されたバーにストラップを通すレトロな方式を採用。ゆえにブラックベイにキャラが寄っているのだ。

いや、最初は青文字盤×青ベゼルのみだったから、差別化できた。しかし’23年の新作では、ストイックな黒文字盤×黒ベゼルが登場。緑のファブリックストラップと相まって、ヴィンテージの軍用ダイバーズ的雰囲気を纏う。

ブラックベイとどっちを買うか結論がなかなか出ないが、その時間を楽しむのが時計好きというものなのかも。

TUDOR（チューダー）
ぺラゴス FXD

’60年代チューダーサブを思わせるルックスも魅力
2021年に登場した青文字盤×青ベゼルのペラゴス FXDは両方向回転ベゼルだったが、今作では逆回転防止ベゼルに変更。黒文字盤×黒ベゼルになったことで、1960年代のチューダーサブにより似た風貌になった。自動巻き。径42mm。チタンケース。ファブリックストラップ（ラバーストラップ付属）。54万100円。

お問い合わせ：日本ロレックス/チューダー
チューダー公式サイト

※表示価格は税込み

文／吉田 厳(十万馬力)