今年10月に発売されるオリエントスターの新作で、まず紹介したいのが「メカニカルムーンフェイズ」。文字盤6時位置の扇型ディスク内に、見え隠れする月で月齢を示すムーンフェイズ機能は、エレガントな高級機械式時計を代表する。月齢ディスクの外周にポインター式デイト、9時位置にはスケルトン窓も備え、機械式ならではのスタイルが存分に味わえる。
一方、機能性はシンプルだが、装着感のよい薄型スタイルで人気を集めそうなのが「スリムスケルトン」だ。特殊なケース工法によって厚みを抑える形状を実現し、グラデーションカラーの文字盤も広々とした設計で視認性良好。最新の「46系F7-50」ムーブメントを時計の裏表から楽しむこともできる。
そして「モダンスケルトン」は、9時位置のスケルトン窓と随所にオープンワークを施した文字盤デザインが特徴。レイヤー仕様で場所により色のトーンを変えることで立体感を演出し、全体をグリーンxブラウンのイギリスの伝統的なワックスドコートに見られる深みのあるカラーで仕上げた。
オリエントスターが誇る46系新型ムーブ搭載の高性能機にして、クラシカルとモダンを絶妙に融合した意匠でシーンを選ばずに使える今回の新作。ライフスタイルに応じて最良の1本を選びたい。
月齢表示機能を搭載した「メカニカルムーンフェイズ」。多機能表示にくわえ、針や文字盤といったディテールの作り込みにも注目。
高性能な自動巻きの最新ムーブメントを搭載し、広々としたダイヤルに薄く見えるケースを実現した「スリムスケルトン」。着用時に違いが実感できる。
新型の「46系F7-50」ムーブメントを搭載した新作。スリムなケースデザインで着けやすく、また文字盤も広々として見やすい。9時位置を内部機構の一部が見えるオープンワーク仕様に。自動巻き。径41㎜。SSケース。本ワニ皮革バンド。5気圧防水。上/RK-HJ0004R、15万5000円。右/RK-HJ0005L、15万円。
文字盤からオープンワークをなくした。代わりに、3時位置にディスク式の日付表示を採用。オン・オフを問わずに使いこなせる1 本だ。自動巻き。径40㎜。SSケース。本ワニ皮革バンド。5気圧防水。300本限定。RK-HK0004L、12万円。
流行のオープンワークを基調とした今回の新作のなかで、より現代的テイストを際立たせた「モダンスケルトン」。モデル全体のカラーコンビネーションでも違いを見せる。
文字盤9時位置のスケルトン窓を通し、テンプやガンギ車といったムーブメント中枢部が鑑賞可能。さらに、2時位置や4~7時位置などにもさりげなくオープンワークを施して斬新なスタイルに仕上げた。自動巻き。径41㎜。SSケース。10気圧防水。上/ RK-AV0010E、8万5000円。500本限定。右/RK-AV0007S、8万3000円。中央/RK-AV0008Y、8万3000円。左/RK-AV0005N、8万5000円。
メンズ同様、自社製の自動巻きムーブメントを搭載したレディースモデル。時分表示のみのシンプルな2 針タイプで、9時位置に小ぶりなスケルトン窓をセット。径30.5㎜。SSケース。レザーバンド。5気圧防水。RK-ND0005S、4万6000円。
クラシックライン売れ筋のセミスケルトンモデル。メンズでは時分針のほか、6時位置にスモールセコンド、12時位置にパワーリザーブ表示を装備。自動巻き。径40.0㎜。SSケース。レザーバンド。5気圧防水。RK-AV0003S、7万1000円。