タグ・ホイヤーの「プロ」が選んだ「ナンバー1」は?

大胆なオープンダイヤルがある一方で、1960年代モデルの忠実な復刻もある。
得意のクロノグラフだけでも、タグ・ホイヤーのラインナップは実に多彩。
さらにダイバーズでも実力を発揮し、スマートウォッチでも時計界を牽引。
幅広い世代の好みに応える豊富なモデルの中で、真のオススメはどれか?
同社製品を知悉する直営ブティックで、タグ・ホイヤー総選挙を実施した。

タグ・ホイヤー ブティック、ギャラリーなど20店+本誌で上位10モデルを決定

プロの視点で5モデルのオススメを推挙 エスパス タグ・ホイヤーと直営店、そしてタグ・ホイヤー ギャラリーの計20店舗に、アンケートを実施。現行のタグ・ホイヤーの全モデルを対象に、
それぞれオススメのモデル上位5本を挙げてもらった。そこに編集部のセレクトもプラス。
アンケート結果は、1位は5ポイント、2位4ポイントといった具合に順位に合わせたポイントを付与して集計し、トップ10を決定。
単に売れ筋というだけではなく、タグ・ホイヤーの時計販売の"プロ"の視点で選ばれた上位10モデルは、どれを買っても後悔しない秀作揃いだ。

タグ・ホイヤー カレラ
キャリバーホイヤー01
クロノグラフ

CAR2A91.BH0742

セラミックのフルブラックが
堂々の1位で当選!

戦いを僅差で制したのは、タグ・ホイヤー初のオールセラミック製のカレラだった。硬質な外装による安心感をプロは高く評価し、マットな仕上げの妙でも票を集めた。

カレラの新時代を拓いたコンセプトと素材の勝利。2位の「オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ」との差は、わずかに2ポイント。大接戦を勝ち抜き、見事1位を獲得したのは、ケースとブレスをすべてブラック・セラミック製とした「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ」だった。2015年に発表された、フルオープン・ダイヤルをコンセプトとした新ムーブメント「ホイヤー01」を搭載したカレラの最新作。ファセットカットを施したロングホーンのラグをはじめ、1964年に誕生したカレラ伝統のスタイルを、12ピース構造でより立体感を強めたケースも評価が高く、同シリーズからは計4モデルがランクインしている。このモデルが1位を獲得した理由は、何と言ってもタグ・ホイヤー初のフルセラミックの外装。硬質な素材であるにもかかわらず、全体をマット加工とし、その質感も素晴らしいとの声が多く上がった。実際に触れると、マット加工がしっとりとした質感を生み、心地よい肌馴染だと実感する。その繊細な仕上げが、損なわれることなく、末永く保たれることも、セラミックのストロング・ポイントだ。自社製ムーブメント「ホイヤー01」をスケルトナイズし、インダイヤルもチャプターリングだけで仕立てた奥行き感たっぷりのダイヤルは、グレー×ブラックのモノクローム。ケースとブレスレットのオールブラックと相まった、精悍で男らしいスタイルも、投票した各店オススメのポイントだった。カレラの伝統を継承しつつ、新しいコンセプトと素材とでアヴァンギャルドな魅力を増す。1位の評価も納得!

硬質なオーラを放つモノクロームのカレラ

緻密なマット加工により、セラミックの外装は光を吸収し、深みのある黒を表す。複雑な12ピース構造のケースを、加工が難しい硬質素材で実現した技術も見事。針とインデックスの夜光塗料も黒とし、モノクロームな世界観を統一した。自動巻き。径45mm。セラミックケース&ブレスレット。66万5000円。

セラミックのフルブラックが
堂々の1位で当選!

戦いを僅差で制したのは、タグ・ホイヤー初のオールセラミック製のカレラだった。硬質な外装による安心感をプロは高く評価し、マットな仕上げの妙でも票を集めた。

カレラの新時代を拓いたコンセプトと素材の勝利。2位の「オウタヴィア ホイヤー02 クロノグラフ」との差は、わずかに2ポイント。大接戦を勝ち抜き、見事1位を獲得したのは、ケースとブレスをすべてブラック・セラミック製とした「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ」だった。2015年に発表された、フルオープン・ダイヤルをコンセプトとした新ムーブメント「ホイヤー01」を搭載したカレラの最新作。ファセットカットを施したロングホーンのラグをはじめ、1964年に誕生したカレラ伝統のスタイルを、12ピース構造でより立体感を強めたケースも評価が高く、同シリーズからは計4モデルがランクインしている。このモデルが1位を獲得した理由は、何と言ってもタグ・ホイヤー初のフルセラミックの外装。硬質な素材であるにもかかわらず、全体をマット加工とし、その質感も素晴らしいとの声が多く上がった。実際に触れると、マット加工がしっとりとした質感を生み、心地よい肌馴染だと実感する。その繊細な仕上げが、損なわれることなく、末永く保たれることも、セラミックのストロング・ポイントだ。自社製ムーブメント「ホイヤー01」をスケルトナイズし、インダイヤルもチャプターリングだけで仕立てた奥行き感たっぷりのダイヤルは、グレー×ブラックのモノクローム。ケースとブレスレットのオールブラックと相まった、精悍で男らしいスタイルも、投票した各店オススメのポイントだった。カレラの伝統を継承しつつ、新しいコンセプトと素材とでアヴァンギャルドな魅力を増す。1位の評価も納得!

  • タグ・ホイヤー ギャラリー 和歌山 by oomiya スタッフ 狩野祐一氏

    精悍で男らしい見た目とは対照的に、タグ・ホイヤーのマットセラミックは、加工がとても繊細。特に初のセラミック製ブレスレットは、裏側もマット仕上げになっていて肌触りが良く、汗ばみがちな夏でもベタつかず、サラリと着用できます。キズや汚れに強い硬い素材ですから、長く愛用できるのも魅力。

    Shop Info

    和歌山県和歌山市栗栖755-1
    TEL/073-474-0038 営業時間/11:00~ 20:00
    定休日/水曜(祝日の場合は翌日に振替)

  • エスパス タグ・ホイヤー 心斎橋 ショップスタッフ 張 二浩氏

    タグ・ホイヤー初のブレスレットまでオールセラミックのモデルは新鮮です。キズが付かないセラミック素材を、加工の難しいマット仕上げにしている点も、オススメのポイント。ムーブメントは自社製キャリバーのホイヤー01で、機械的にも信頼性が高く、スペック、デザインともに秀逸な1 本です。

    Shop Info

    大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-15 衣笠ビル
    TEL/06-4963-9860 営業時間/12:00~ 20:00(日・祝11:00~ 19:00)
    定休日/毎月第2水曜

最新デザインと復刻モデルが白熱のデッドヒート!

1位はオープンダイヤル&セラミックケースの「カレラ」、2位は「オウタヴィア」という、
タグ・ホイヤーの今を象徴するモデルと復刻モデルによる僅差の勝負になった。トップ10に5本カレラが入っているのは、
ブランドを象徴するコレクションであるとの証だろう。一方のオウタヴィアも2本がランクインし、プロの評価は極めて高い。
ダイバーズのアクアレーサーも、なかなかに健闘。角型クロノグラフの傑作モナコもトップ10入りを果たしている。
7作が、自社製ムーブメント搭載モデルというのも、中身までしっかりと見極めるプロの視点だからこそ。

商品の問い合わせ/ LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー☎03-5635-7054 写真/岸田克法 文/髙木教雄 構成/市塚忠義