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2019.10.01
オールブラックの“真っ黒”高級時計コレクション#5【ベル&ロス/ハミルトン編】
時計Begin厳選 オススメ”真っ黒”COLLECTION
ここ数年、巷で話題を呼ぶオールブラックスタイルの特徴的モデルを厳選。素材や加工により、各々のモデルが醸し出す黒の味わいも千差万別。ストラップをはじめ、ディテールが演出するテイストの違いにも注目したい。 ※この企画は5回シリーズでお届けします。
BELL & ROSS(ベル&ロス)
オールブラックブームの火付け役は健在
パイオニアの矜持を示す完全無欠のブラック仕様
2005年に登場し、角型時計の概念を変えたベル&ロスのBR。そして、2年後の’07年に加わったのがオールブラックスタイルの「ファントム」だ。文字盤の針やインデックスまで完璧な黒仕様は、高級ブランドの製品としては当時まだ珍しく、本作が後のブームの牽引役となったことは間違いない。現在はケースをブラック加工のSSからブラックセラミックへと変更し、変わらぬ人気をキープ。牽引役ならではの1本はぜひ押さえておくべき!
裏蓋の刻印は本格ミリタリーの証
四隅をネジ留めでしっかり固定したケースバック。その上には、モデルの概要がミリタリースペックの仕様書の形式で刻印されている。
オールブラックを細部に至るまで体現
針やインデックスはもちろん、ロゴ、モデル表記、日付ディスクまで、すべてを完全なる黒仕様に。これぞ真のオールブラックだ。
ミリタリーに必須の視認性も確保
独自のフォトルミネセンスコーティングを施した針、アラビア数字、バーインデックス。これにより暗闇における視認性も万全となる。
HAMILTON(ハミルトン)
最初の"真っ黒"時計にピッタリな自動巻きクロノ
ミリタリーに由来する使いやすさが自慢の黒時計
第2次世界大戦時、最前線で戦う米軍兵士のために開発された軍用時計をルーツとするハミルトンの「カーキ フィールド」。シンプルながら高品質な作り、性能に定評ある機械式ムーブの搭載により、幅広い層から支持され続けている。そのオールブラックタイプは、ミリタリーらしい視認性のよい文字盤スタイルと、クロノグラフ、デイデイトといった過不足ない機能性が魅力。価格も20万台前半なので、エントリーモデルとして最適な1本となるだろう。
信頼性の高い 高機能ムーブ
搭載するのは自動巻きCal.H-21。60時間パワーリザーブを備え、クロノ計測のほか、デイデイト表示を実現する高品質な一品だ。
仕上げも美しい 夜光仕様の文字盤
サンレイ加工とダイヤモンドカットで仕上げた高級感漂う文字盤。針とインデックス外周にグレーのスーパールミノバを施した。
ベルトの作りも ハイクオリティ
厚めの立体状に仕立てた上質なラバーストラップ。2本のつく棒で手首にしっかりと固定するタイプの尾錠もブラックPVD加工に。
[時計Begin 2019 SUMMERの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/岡崎隆奈