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2019.12.04
時計業界の目が覚めた“チューダーショック”とは?
【納得価格の〈嬉〉時計】ブロンズケースだってお値打ち価格
昨年10月、日本本格上陸を果たしたチューダーは、たちまち大ヒット。価格からは信じられない高品質と高性能、お洒落感が、人気を牽引する。
お洒落で高性能で良心価格チューダーが日本を席巻中
チューダーの主力コレクション「ブラックベイ」は、過去に製作したダイバーズをモチーフとする。しかしほとんどが単なる復刻ではなく、いくつかのモデルからディテールを抽出し、手直しして組み合わせ、アレンジしている。結果、適度で上質なヴィンテージ感が創出された。レザーやファブリックのストラップの、色使いもお洒落。時計ファンだけではなく、ファッショニスタにも大歓迎されている。
時計としての完成度も極めて高い。搭載ムーブは3針もクロノも約70時間駆動でCOSCも取得。シリコン製バランススプリングにより、耐磁性にも優れている。そんな高性能な自社製ムーブ搭載モデルが、30万円台で手に入るのだ。大人気なのは、当然。今年もブロンズやSS×YGのコンビなど素材に凝った新作が、高いコスパで登場した。しかも素材に合わせた色使いが巧みでヒットは確実。チューダーは、日本の時計市場の勢力図を塗り替える。
[時計Begin 2019 AUTUMNの記事を再構成]
写真/谷口岳史 文/髙木教雄 構成/市塚忠義