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2021.12.09
チューダーが次に動くモデルはぺラゴスなのか?
仏海軍とパートナーシップを再び締結
次に動くモデルはペラゴスなのか?
500mの高防水性能に加え、ヘリウムのエスケープメントバルブを装備。「ペラゴス」は、チューダーが誇るプロフェッショナルダイバーズだ。フランス海軍とのパートナーシップ再締結で、新たな伝説が生まれる。
フランス海軍納入モデルの外観を現代に受け継ぐ
1954年、チューダー初のダイバーズが誕生。その2年後にフランスの水中研究開発グループが、同機の性能を評価したことが、ブランドとフランス海軍(マリーンナショナーレ)との関係を生むきっかけとなった。性能が高く評価されたことで、’59年に仏海軍に制式採用されたのである。
いくつかの変遷を経てきた海軍納入ダイバーズの中で、最も象徴的なのは’75年に誕生したRef.9401。「ペラゴス」は、そのスノーフレーク針とインデックス形状を受け継ぐプロ用ダイバーズだ。ケースサイド9時位置にヘリウムガスの自動排出バルブを備え、飽和潜水にも対応。ケースとブレスレットは「SSの約60%という軽量性と海水に対する優れた耐性が、プロフェッショナル仕様に適している」との理由で、チタンが採用されている。タフなハイスペックと軽快な着け心地は、デイリーユースにも向く。
そして今年、チューダーは仏海軍との新たなパートナーシップ締結を発表した。詳細は明らかになっていないが、仮にコラボモデルが出るとしたら、ペラゴスベースなのではないか。ブラックベイ人気の影に隠れたプロ用ダイバーズが、脚光を浴びる日は近い!?
チューダーの中でも最もハイスペック
ペラゴス
ファンがチューダーブルーと呼ぶカラーリングも、Ref.9401から受け継ぐ。逆回転防止ベゼルのインレイはセラミック製。そこに刻む目盛りとダイヤルのインデックスと針の蓄光材には、強力な光を放つルミネッセンスを採用。500m防水。自動巻き。径42㎜。チタンケース。ラバーストラップ(チタンブレスレット付属)。52万1400円。
ブラックもラインナップ。ブレスレットのバックルは長さ調整ができることに加え、海中での圧力に応じて自動でエクステンドし、常にジャストフィットする独自機構が備わる。
[時計Begin 2021 autumnの記事を再構成]