2022.07.14

世界最薄記録を続々更新 ブルガリ「オクト フィニッシモ」

薄く、凛として美しい超多面体のオクタゴン

八角形のケースが、100以上もの斜面でカットされ、かつてない立体的なフォルムを呈する。2012年に誕生した「オクト」は、ブルガリの新たなるアイコンである。その2年後に110面体を保ったまま極薄に仕立て直した「オクト フィニッシモ」が登場し、手巻き時計として当時の世界最薄を樹立。

その後”フィニッシモ”は、様々な機構で世界最薄を達成してゆく。2017年発表の「オクト フィニッシモ オートマティック」が搭載するムーブメントも、自動巻きの世界最薄。その厚みは、たった2・23㎜。このSSケースも6・4㎜厚と極薄である。

ブルガリ オクト フィニッシモ S/ダイヤルを含む外装すべてをサテン仕立てのシルバーの1トーンに。ケースのエッジのわずかなポリッシュが、造形美を引き立てる。極薄ムーブメントは仕上げも良く見応えがある。自動巻き。径40mm。SSケース&ブレスレット。146万3000円。

自動巻き機構には薄型の定番、マイクロローターを採用。特筆すべきは、ブレスレット。リンクの内側を削ってバックルを埋め込み、ボリューム感を抑えているのだ。

切削加工による超多面体ケースとブレスは潔いエッジで凛とたたずみ、立体的な薄型という新境地を開く。

完全自社製で万全の仕上げ!

ブルガリは外装のほぼすべてを内製できる設備と技術を持つ。ケースとダイヤルを貫くサテン仕上げを同じ工房内で行い、トーンを合わせている。

バリエーション

ケースとブレスレットに加え、ダイヤルまでセラミックで造作。極めて硬い素材を巧みに削り、5.5mm厚を実現。自動巻き。径40mm。セラミックケース&ブレスレット。198万円。

2017年誕生の自動巻き初号機。ダイヤルにもチタンを用いている。ケース厚5.15mmは、自動巻き搭載として世界最薄。自動巻き。径40 mm。チタンケース&ブレスレット。176万円。

ケースとブレスレットに加え、ダイヤルまでセラミックで造作。極めて硬い素材を巧みに削り、5.5mm厚を実現。自動巻き。径40mm。セラミックケース&ブレスレット。198万円。
2017年誕生の自動巻き初号機。ダイヤルにもチタンを用いている。ケース厚5.15mmは、自動巻き搭載として世界最薄。自動巻き。径40 mm。チタンケース&ブレスレット。176万円。

 

 

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[時計Begin 2022 SPRINGの記事を再構成]