2023.06.08

これまでの成型技術とはまるで違う オリスで始まる カーボンファイバーケース 第二章

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オリスが2014年に開発した画期的な機械式高度計ウォッチの新作が登場。高度計の機能だけでなく、外装も先進素材に進化したその実力とは!?

独自カーボンの採用により唯一無二のプロ仕様へ進化

カーボンファイバーケース

2014年、オリスは世界初となる機械式高度計と自動巻き機構の融合モデル「プロパイロット アルティメーター」を発表した。高度計付き時計といえばクォーツがほとんどで、機械式もあるが、そのすべては手巻きだった。なぜなら気圧計と自動巻きムーブメントを重ねる際にローターが邪魔になるからであり、オリスは独自の機構を考案することでこれを解決したのである。

そして今年、3年間の開発期間を経て、この画期的な高度計付き自動巻きモデルが進化して帰ってきた。新作は高度計の計測範囲が4500mから6000mに向上。パイロットや登山家にとってより使いやすい機能へとグレードアップしている。高度計の使用法もシンプルで、4時位置リューズを一段引き上げて起動、二段引きで高度計の設定を行い、ふたたび一段引きに戻すと0〜6000mの範囲で現在高度が黄色のポインターにより示される。

新作の進化はこれだけではない。ケースは時計界で流行のカーボンファイバー製。だが、一般的なカーボンケースが炭素繊維を積み重ねて作るのに対し、本作では特殊な3Dプリント技術を駆使してワンピースでカーボン特有の積層パターンに仕上げている。また、素材にはPEKKという高分子化合物を融合することで、通常よりさらに強靭かつ耐性に優れたカーボンとなるのだ。

これら新技術の投入により新作は機能性が向上したのみならず、いっそうタフなプロ仕様モデルに。直径47mmと大型ながら、より薄く軽量となって、使い心地抜群の1本に仕上がった。

プロパイロット アルティメーター

プロパイロット アルティメーター
進化した世界初高度計ウォッチ
世界初で唯一の高度計付き自動巻き時計の最新バージョン。高度6000m(1万9700フィート)までの表示が可能となり、ケース素材には新たに軽量・強靭な特殊製法のカーボンファイバーを採用した。自動巻き。径47mm。テキスタイルストラップ。10気圧防水。88万円。

\ 3Dプリント技術を応用した積層成型 /

3Dプリント

新作のケースは、スイスの「9T研究所」が開発した”積層造形と成型” をもとに製作されたカーボンファイバー製。通常の3Dプリントとは異なる特殊技術を活用し、非常に軽量ながら金属よりも強靭なつくりとなる。

\ 超精密加工によりインナーケースがない! /

超精密加工によりインナーケースがない!

カーボン製ケースの場合、ムーブメントとの間にSS素材などによるインナーケースを備えることが多いが、本作はシングルピース。特殊なカーボンファイバーを使い、3Dプリントを活用した超精密加工で作り上げることによってこれが実現した。

\ 外装も機能も唯一無二 /

カーボンファイバーケース
炭素繊維(カーボンファイバー)に、PEKKという剛性と耐熱性に優れた高分子化合物を融合した複合素材を採用。これを独自の3Dプリント技術で積層状に成型することで、前作よりも1mm薄く70g軽いケースが完成した。

機械式高度計
前作は高度4500m(1万5000フィート)までの計測だったが、新作では6000m(1万9700フィート)へとアップ。4時位置リューズの操作により、文字盤外周に黄色のポインターで高度、赤色のポインターで気圧が表示される。

お問い合わせ:オリス公式サイト

※表示価格は税込み

文/岡崎隆奈 構成/市塚忠義