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2023.09.21
IWCとクロノグラフという最強の組み合わせ
sponsored by IWC
時計Beginでも、常に注目度の高いスイス(ドイツ語圏)の実力派ブランド、 IWC 。機械式腕時計の人気カテゴリーにおいて、人気上位の常連機能、クロノグラフ。この2つが組み合わされば、「最強」という称号を手に入れることができる。
■最強コンビの選び方 01
「トップガン」で選ぶIWCのクロノグラフ
IWCのクロノグラフといえば、真っ先に思い出すのは不変の永世大定番「ポルトギーゼ・クロノグラフ」であろう。だが、その人気を追い越す勢いなのが「トップガン」のパイロット・クロノグラフである。「トップガン」とは、アメリカ空軍の戦闘機搭乗員養成機関のこと。同社はこのエリート機関と正式にパートナーシップを結んでいる。2007年から「トップガン」の名が入るコレクションを展開してきたが、昨年公開したトム・クルーズ主演の映画『トップガン マーヴェリック』の影響もあり、いま再び熱い視線が注がれている。
IWCはパイロット・ウォッチの製作において、業界でもトップクラスの実績を持っている。1930年代の「ビッグパイロットウォッチ」や、英国空軍に制式採用された「マークⅪ」など、数々の金字塔を打ち立ててきた。過酷なミッションを遂行するパイロットにとって、身につける腕時計の「堅牢性」は必須。そしてIWCがパイロット・クロノグラフにおいて、とりわけ重視していのるが「ケース素材」である。ここに紹介する「トップガン」のクロノグラフの場合、ケースはセラミック、裏蓋はチタンだ。つや消しのブラックやホワイトのケースは、ファッショナブルでありながらも軽量な素材として「プロ仕様」としても当然カバーされている。その機能美が「トップガン」の魅力である。
上の集合カット左から
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン」。IW389101。自動巻き。径44.5mm。セラミックケース。ブラック布製ストラップ。133万6500円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41トップガン」。IW389401。自動巻き。径41.9mm。セラミックケース。ラバーストラップ。128万1500円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“レイク・タホ”」。IW389105。自動巻き。径44.5mm。セラミックケース。ラバーストラップ。169万4000円。
■最強コンビの選び方 02
「カラー」で選ぶIWCのクロノグラフ
腕時計のダイヤルカラーといえば、ブラックとホワイトが基準であり、その次にブルーというのが慣例であった。しかし、近年のダイヤル事情は、とても複雑。時計メゾンはダイヤルカラーで個性を競い、時計ファンも自分らしい1本を選ぶ時代になった。IWCもコレクションの個性を見極め、実に多彩なダイヤルカラーをラインナップしている。
クロノグラフには、小さなインダイヤルと数多くのインデックスが存在し、ダイヤルに変化をつけやすい。IWCの彩り豊かなクロノグラフは、その変化球の味付けが、非常にうまい。鮮やかなブルーダイヤルは、ダイヤル中央から放射状にスジが伸びるサンレイ仕上げになっているが、積算計やスモールセコンドのインダイヤルの中には、同心円状のサークル模様が広がっており、光の入り方でブルーのトーンが変化する。また赤を帯びたゴールドケースには落ち着きのあるグリーンダイヤル、エレガントなシルバーダイヤルにはゴールドの時分針や積算計リングなど、配色のセンスにもIWCの個性が光る。
上の集合カット左から
「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」。IW390701。自動巻き。径44.6mm。SSケース&ブレスレット。175万4500円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41」。IW388101。自動巻き。径41mm。SSケース。カーフストラップ。105万6000円。
「ポートフィノ・クロノグラフ」。IW391031。自動巻き。径42mm。SSケース。アリゲーターストラップ。91万3000円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41」。IW388110。自動巻き。径41mm。18KRGケース。ラバーストラップ。324万5000円。
【COLUMN】
IWCのクロノグラフ・ヒストリー
IWCがクロノグラフの開発に乗り出したのは、1980年代。
40年以上のアーカイブの中から、その代表作を見ていこう。
1980年「ポルシェデザイン・クロノグラフ1(IW3700)」。ポルシェデザインとコラボレーションした世界初のチタン製ケース&ブレスレットのクロノグラフ。
1994年「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ(IW3705)」。ケースにセラミックを採用した初のパイロット・ウォッチ。
1992年「パイロット・ウォッチ・ダブルクロノグラフ」。1992年、キャリバー79230を搭載した初のダブルクロノグラフを発表。写真は2007年に初のトップガンとして登場したダブルクロノグラフのIW3799。
2015年「ポートフィノ・ハンドワインド・モノプッシャー(IW515103)」。リューズと一体化したプッシュボタンでクロノグラフを操作。
2016年「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・デジタル・デイト/マンス(IW397204)」。クロノグラフとデジタル表示式の永久カレンダーを組み合わせたキャリバー89000シリーズ。
2016年「インヂュニア・クロノグラフ“W 125”(IW380701)」。69000シリーズのムーブメントを初めて搭載したクロノグラフ。
■最強コンビの選び方 03
「ムーブメント」で選ぶIWCのクロノグラフ
スイスを代表する時計マニュファクチュール、IWC。時計の外装素材やダイヤルカラーに加えて、中身の「ムーブメント」に注目してクロノグラフを選ぶことができるのも、このブランドの楽しみの一つだ。IWCは、量産化が難しいとされるクロノグラフの自社開発を、真剣に取り組んで進めてきたのだ。
初の自社製クロノグラフ・ムーブメントは2007年に登場。それがキャリバー89000系だ。12時位置に同軸の積算計を備え、約68時間のパワーリザーブを持つクロノグラフ・ムーブメントは、ハイクラスなモデルに搭載されている。2019年にはついに、ポルトギーゼ・クロノグラフも自社製化。それまでのETA7750ベースのキャリバー79350に代わって、自社製キャリバー69000系が搭載された。安定して数多くのクロノグラフを供給できるのも、IWCの強みなのである。
キャリバー89000シリーズ
2007年に登場したIWC初の自社製ムーブメント、キャリバー89360はポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフに搭載して発表。フライバックに加え、12時位置に60分計と12時間計を一つにした同軸積算計を持つのが特徴。
キャリバー89000系搭載モデル
「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ」。IW390702。自動巻き。径44.6mm。SSケース&ブレスレット。175万4500円。
「アクアタイマー・クロノグラフ“エクスペディション・チャールズ・ダーウィン”」。IW379503。自動巻き。径44mm。ブロンズケース。ラバーストラップ。151万2500円。
「ポルトギーゼ・トゥールビヨン・レトログラード・クロノグラフ」。IW394006。自動巻き。径43.5mm。プラチナケース。サントーニ社製アリゲーターストラップ。価格は問い合わせ。
キャリバー69000シリーズ
2019年に発表された自社製のクロノグラフ、キャリバー69355はクラシカルなコラムホイール式に変更。現在、IWCのクロノグラフに最も多く搭載されている基幹ムーブメントだ。パワーリザーブは約46時間。
キャリバー69000系搭載モデル
「ポルトギーゼ・クロノグラフ」。IW371605。自動巻き。径41mm。SSケース。アリゲーターストラップ。111万6500円。
「ポートフィノ・クロノグラフ 39」。IW391502。自動巻き。径39mm。SSケース。カーフスキンストラップ。93万5000円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・スピットファイア」。IW387901。自動巻き。径41mm。SSケース。布製ストラップ。101万7500円。
■最強コンビの選び方 04
「ストラップで選ぶ」IWCのクロノグラフ
近年では「スポーツウォッチ」として武骨なイメージの強いクロノグラフだが、腕時計タイプのクロノグラフは20世紀初頭には誕生しており、デザイン次第では非常にクラシカルな時計にも仕上がる。その見え方を大きく変える要因の一つが、「ストラップ」である。
例えばアリゲーターなどのレザーストラップを選べば、よりクラシカルな印象は強くなる。一方、ファブリック素材やラバーを選べば、一変してスポーティに。ケースと同素材のブレスレットタイプなら、よりモダンなクロノグラフに映るだろう。IWCのクロノグラフには、モデルによって、さまざまなストラップ素材やブレスレットが用意されているので、実際の印象をお店で確認してみて欲しい。
上の集合カット、左から
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ 41”MERCEDES-AMG PETRONAS FORMULA ONE™️ TEAM“」。IW388108。自動巻き。径41mm。SSケース。エンボス加工のカーフスキンストラップ(ラバーストラップ付属)。118万8000円。
「ポルトギーゼ・クロノグラフ」。IW371604。自動巻き。径41mm。SSケース。 アリゲーターストラップ。111万6500円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」。IW378005。自動巻き。径43mm。SSケース。カーフスキンストラップ。108万3500円。
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ」。IW378002。自動巻き。径43mm。SSケース&ブレスレット。122万6500円。
【COLUMN】
ポルトギーゼ・クロノグラフの新ラバーストラップ
かつてはレザーストラップだけの展開だったポルトギーゼ・クロノグラフに初のブレスレット仕様が加わったことは大きなニュースになったが、今度は初のラバーストラップ装着モデルが登場した。ラバーストラップとしては珍しく、ベルトとケースの間に隙間が生まれないように、ピッタリとフィットするデザインになっている。写真は「ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371606)」。111万6500円。別売りラバーベルト単体3万1900円。
■最強コンビの選び方 05
「現場のプロが選ぶ」IWCのクロノグラフ
迷った時は「プロ」に聞く、それが業界の鉄則だ。昨年11月にオープンした日本で6店舗目となるIWCの新宿ブティック。IWC製品と毎日向き合っている現場プロに、ズバリおすすめのクロノグラフを聞いてみた。
写真左・IWCブティック新宿 クライアントアドバイザー 瀧澤 慶さんのおすすめクロノグラフは……
「ポルトギーゼ・クロノグラフ(IW371611)」
「IWCの代名詞ともいえるポルトギーゼ・クロノグラフの中でも、ひと際クラシカルな雰囲気の1本。シャープなリーフ針をはじめ、極限まで無駄をそぎ落としたシンプルデザインですが、クロノグラフとアラビア数字のほどよいカジュアル感があるのでTシャツスタイルからビジネスシーンまで幅広く馴染んでくれるオールマイティなモデルです。近年ではストラップのバリエーションも増え、より気分やライフスタイルに応じたつけ方も可能になっています。」
写真中・IWCブティック新宿 クライアントアドバイザー 浅尾小百合さんのおすすめクロノグラフは……
「ポルトギーゼ・ヨットクラブ・クロノグラフ(IW390702)」
「ケースとブレスレットは、ポリッシュ仕上げとサテン仕上げが巧みに使い分けられており、ブレスレットモデルらしい立体感が強調されています。ラグジュアリー感のある造形と、大きくてタフなケースの存在感は、IWCクロノグラフの中でも格別。個人的には、男性にこのモデルを着けていただきたいですね。」
写真右・IWCブティック新宿 クライアントアドバイザー 劉 暁彤さんのおすすめクロノグラフは……
「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“レイク・タホ”(IW389105)」
「IWCのブランドアンバサダーであるEileen Guが着用しているのを見て、色味とデザインが男女問わず着用しやすく、かわいさとかっこよさが両立されていると感じました。時計を複数本お持ちの方でも、ガラッと気分を変えられるようなホワイトセラミックケースは、デザイン性の高さも魅力です。」
※表示価格は税込み
文・構成/市塚忠義