- 時計Begin TOP
- 特集
- パテック フィリップの限定モデルで東京の興奮、再び
2025.06.23
パテック フィリップの限定モデルで東京の興奮、再び

【パテック フィリップ/カドラプル・コンプリケーション 5308】ダイアルは、アイスブルー・ソレイユで爽やかに装った。クロノグラフは2時位置のボタンによるワンプッシュ式で、4時位置のボタンはスプリットセコンド用。自動巻き。径42㎜。18KWGケース。アリゲーターストラップ。非防水。1億9588万円。発売中。
4つの複雑機構を1つの時計に統合
24時に全暦が瞬時に切り替わる永久カレンダーとミニッツリピーター、クロノグラフを組み合わせた「5208」をスプリットセコンド化した、超大作が登場した。カドラプルとは4組との意で、複雑機構が4つ組み合わされている。実は同機構は、一昨年開催されたグランド・エキシビション(東京)の記念限定モデルとして開発された。それが、レギュラー化を果たしたのだ。
複雑さを極めたムーブメントは4層構造で、その間に新たに追加したスプリットセコンド用モジュールを、わずか1.93㎜厚で実現。スイス最高峰の技術力が、不可能を可能にした。
横顔の造形も美しさに気配り

搭載するCal.R CHR 27 PS QIの部品数は、799個にも及ぶ。4構造でもあり、厚くなるがケースは17.71㎜という常識的な厚さに抑えられている。ケースサイドとフレーム状に同化するラグの造作が、お見事。

