2025.07.03

ベルロスの“サブロクBR”という誘惑

【ベル&ロス/BR-05 36MM】新開発のBR-CAL.329を搭載。薄い自動巻きだが、54時間駆動を誇る。針と植字インデックスには強い発光が長く続くスーパールミノバX1を充填。自動巻き。幅36㎜。SSケース&ブレスレット。100m防水。64万9000円。発売中。

ジェンダーレスかつドレッシィなサイズ感

今年の新作は、昨年以上に小径化の傾向が進んだ。それを象徴する1つが、この「BR-05 36MM」である。その名の通り36㎜角のケースは、既存の40㎜角からの大幅なサイズダウンであり、ベル&ロス史上最小となった。

数字より小ぶりに感じるのは、ビス留めベゼルが幅広な分、ダイアルが小さくなるから。女性の腕ではマニッシュ、男性ではシックな印象になるサイズ感が絶妙。

全4モデルをラインナップ。シルバー、アイスブルー、ブラックの各ダイアルは、いずれもサンレイ加工でメタリックな質感を強調した。左は、ニュアンス豊かなMOPダイアル。それぞれのカラーリングや質感で印象がガラリと変わり、好みの1本が見つけられる。全モデル、スペック・価格は同じ。

数字より小ぶりに感じるのは、ビス留めベゼルが幅広な分、ダイアルが小さくなるから。女性の腕ではマニッシュ、男性ではシックな印象になるサイズ感が絶妙。
全4モデルをラインナップ。シルバー、アイスブルー、ブラックの各ダイアルは、いずれもサンレイ加工でメタリックな質感を強調した。左は、ニュアンス豊かなMOPダイアル。それぞれのカラーリングや質感で印象がガラリと変わり、好みの1本が見つけられる。全モデル、スペック・価格は同じ。

 

「BR-05」は、航空機のコクピットクロックに範を採った四角×丸の組み合わせと四隅のビスというシグネチャーはそのままに、より都会的でエレガントな装いに昇華させ、2019年に誕生。それが今回36㎜に小型化したことで、シックな雰囲気がより高まった。またダウンサイジングに伴い全体のプロポーションが見直され、ケース厚が8.5ミリにまで薄くなってもいる。これはドレッシィな印象を向上させるだけに留まらず、装着感を高めるのにも寄与し、これなら女性にも扱いやすいだろう。まさにジェンダーレスで、シェアウォッチとして最適なサイズ感に仕立てあがっている。

BR-05史上、最小の36㎜

右の男性が着用するのは既存の40㎜。左の女性の腕にあるのが36mm。サイズ違いのペアウォッチに最適で、36㎜をシェアするのもあり!

既存の3針40㎜にあった日付表示をなくしたのは、縮小したダイアルの繁雑感を回避し、視認性を堅持するためだろう。結果、ドレス感もアップした、まさに賢者の選択となった。

ベル&ロス 公式サイト

[時計Begin 2025 SUMMERの記事を再構成]

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