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2025.07.06
「鉄」を手に入れたG-SHOCKのアイコン
フルメタルになっても耐衝撃性能は神の領域
カシオ「G-SHOCK」のケースは、1983年の誕生当初からプロのアイスホッケー選手がパット代わりにシュートしても壊れない神がかった耐衝撃性を備えていた。それはゴムまりからヒントを得た耐衝撃構造と、柔軟な樹脂の外装によって成し遂げられていた。
それから35年を経た2018年、初代G-SHOCK「DW-5000C」の姿をフルメタルで再現した「GMW-B5000」の初号機が誕生。さらに2022年には、八角形ベゼルが特徴的なデジアナの大人気シリーズ「2100」もフルメタル化を果たした。
いずれもベゼルとケースの間にファインレジン(高品質樹脂)製の緩衝材を導入した新構造を開発することで、樹脂と比べ衝撃吸収力に乏しいSSでも、神の領域の耐衝撃性能を実現。高級感があり、よりスタイリッシュなフルメタルの“G”は、多くの芸能人やファッショニスタたちに大歓迎された。

【カシオ G-SHOCK/GMW-B5000D】ファインレジン緩衝材を追加しながら、高密度実装技術で初号機と同サイズを再現。裏蓋はねじ込み式に改め、硬質なDLC処理を施した。クォーツ。ケース径43.2㎜。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。8万4700円。

【カシオ G-SHOCK/GM-B2100SD】他に類例がない八角形のデジアナという強烈な個性で大ヒット。そのフルメタルは12.8㎜厚と薄く、モノトーン仕立てとも相まってカジュアルな装いはもちろん、ビジネスシーンでも使いやすい。クォーツ。径44.4㎜。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。8万4700円。
ここで紹介している2本は、その最新モデル。どちらも20気圧という高い防水性を誇り、スマホとの連携機能で世界中どこでも現在時刻情報がリンクさせられるなど、パワーUPした2本なのだ。デイリーウォッチとしても、海外旅行の相棒としても、実に頼もしい。
[時計Begin 2025 SUMMERの記事を再構成]
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