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2025.12.10
初代Gショックを受け継ぐ5000シリーズが一新!フルメタルで更なる高みへ
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初代G-SHOCKの後継機となるフルメタルモデルがバージョンアップして登場。 AIと人間が協業で生み出した複雑構造のタフネススタイルとは!?

初代のタフネス仕様のまま耐衝撃構造と視認性が進化
1983年に誕生したタフネスウォッチG-SHOCK。最近はケース&ブレスレットをメタル素材で統一し、より強靭で見た目もソリッドなフルメタルモデルが人気を呼んでいるが、2025年、初代G-SHOCK「DW-5000」のDNAを受け継ぐフルメタルモデルのニューバージョンが登場した。AIと共同開発したという新たなフルメタルG-SHOCKとは、果たしてどのようなものなのか?
近年話題のAI技術の活用だが、その開発プロセスは決してAI頼りではない。まず、デザイナーがベースとなるデザイン案を作成し、40年以上にわたり蓄積されたG-SHOCKの耐衝撃構造データとともに、AIに指示して構造案を作成。そのAI案をデザイナーがブラッシュアップして設計部門で衝撃シミュレーション等を行い、再びデザイナーが設計案を調整する。つまり耐衝撃構造の最適化のためにAIと協業することで新たなデザインが生まれるというわけだ。
こうして生まれた耐衝撃構造は、従来のメタルベゼルでケースをフルカバーするのとは異なり、ベゼルとケースを上下で連結したより複雑な造形に。ベゼルに隠れていたメタルセンターケースや樹脂インナープロテクターを可視化することで、これまでと同様の耐衝撃性を確保しながら美的完成度も手に入れた。またベゼルの上下4カ所にフロントビスを取り付けたことにより、外装パーツの連結機能が加わったのもメリットである。
もうひとつの変更点はデジタル表示部にある。新採用の「MIP液晶」は、よりきめ細かい描画を可能とし、広い角度で見渡せコントラストも強い。更にスタンダード/クラシックの2種のフォントで切り替えられるほか、カレンダーやワールドタイムを含む各4種類の表示変更が可能に。液晶はブラックを基調にすることで表示が読み取りやすく、明るい屋外や直射日光下でも優れた視認性を発揮。そして外観もフルメタル外装との対比が際立つ。初代の伝統を継承しつつ、タフネス機能の進化を止めないG-SHOCKなのだ。
G-SHOCK
GMW-BZ5000D-1JF

よりタフで視認性も高い次世代のフルメタルG
初代G-SHOCKの基本デザインはそのままに随所をアップデート。AIとの共同によって新たな耐衝撃ケース構造を作り出し、高精細・広視野角・高コントラストの MIP液晶を取り入れた。タフソーラー。マルチバンド6。スマートフォンリンク。クォーツ。幅43.6mm。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。9万3500円。
\ バリエーション /

ゴールドにブラックを差した「GMW-BZ5000GD-9JF」と、ブラックにゴールドの差し色の「GMW-BZ5000BD-1JF」。バイカラー仕上げにすることでフルメタル外装の存在感を高めた。クォーツ。幅43.6mm。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。10万2300円。
広い角度からしっかり見える MIP液晶を搭載!!

デジタル表示に高精細・広視野角・高コントラストの MIP液晶を採用。判読性を重視した「スタンダード」(左)とオリジナルを受け継ぐ「クラシック」(右)のフォント切り替えが可能に。
AIと共創した新設計の耐衝撃構造!!

ベゼルでケースをフルカバーする従来構造に対し、樹脂製インナープロテクターを挟み、ベゼルとセンターケースを上下で連結する新構造を開発。より高度な耐衝撃構造へと生まれ変わった。

AIと共同開発した新設計の耐衝撃ケースを採用。最上部のメタルベゼルとメタルセンターケースで樹脂製インナープロテクターを挟み込んで連結し、最下部のスクリューロックケースバックにより防水性を確保。その複雑な造形のサイドビューは壮観だ。
問い合わせ/カシオ計算機 お客様相談室
TEL:0120-088925(時計専用)
※表示価格は税込み
[時計Begin 2026 WINTER&SPRINGの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/岡崎隆奈 構成/市塚忠義