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2026.03.18
時計で考える宇宙、隕石の中に月!?のH.モーザーと、24時間針と太陽で方位を知るベル&ロス
【2025-2026 本格時計最新事情】
注目の最新モデルが分かる! 年末駆け込みの特ダネ新作
多くの時計ブランドは近年、新作を一気に発表することはせずに、少し間をあけて二の矢、三の矢を放つようになっている。2025年もその例に漏れず、年末に向けて新作がいくつも登場した。その中から飛び切りのネタをスクープした。
【2025特ダネ新作】メテオライトに巨大ムーン
H.Moser & Cie.(H.モーザー)
4億5000万年もの時の流れをダイアルに
6時位置に巨大なムーンフェイズを従えたマットなゴールドカラーのダイアルには、鉄とニッケルの結晶が織り成した不規則な模様が浮かんでいる。この素材の正体は、アフリカ南西部の国ナミビアで発見されたギベオン隕石である。宇宙空間を長く旅して地球に落下したのは、4億5000年前だと推定されている。
悠久の時を経たギベオン隕石は、時計のダイアルとするべく、慎重に薄くカットされている。そしてゴールドの色彩を塗布した後、H.モーザーを象徴するフュメ仕上げが施された様子は、宇宙の闇の中を飛来しながら、恒星の光を受けて輝く隕石を想起させる。
ムーンフェイズの1027年間で1日の誤差という超高精度は、パーペチュアル(永遠)を名乗るにふさわしい。
ストリームライナー・パーペチュアルムーンコンセプト メテオライト

1920~1930年代の高速鉄道にデザインの着想を得た、ブレス一体型コレクションへのムーンフェイズ搭載は初。その機構の下層ディスクは、RG製とした。針も同素材を用い、時分針にはセラミック系の蓄光材グロボライト®がセットされている。約3日間駆動の自社製Cal.HMC270を搭載。自動巻き。径40mm。SSケース&ブレスレット。予価712万8000円。

問い合わせ:エグゼス
H.モーザー公式サイト
【2025特ダネ新作】ツートーンのコンパスGMT
BELL & ROSS(ベル&ロス)
GMT機構を応用したコンパス機能を装備
山登りを趣味にしている読者なら、時計の時針と太陽の位置でおおよその方位が分かることをご存じだろう。時計を水平に保ち、時針を太陽に向けた時、午前中はその針と12時インデックスの左側中間が、午後は右側中間が南方向となる。
これは時針が太陽の動き(24時間周期)を2倍の速度(12時間周期)で追っていることを利用している。24時間周期の時針であれば、それを太陽を向けた時に12時インデックスの方向がそのまま北となる。
この応用がベル&ロスの新作「BR-03 GMT コンパス」だ。24時間GMT針を、レッド × ホワイトのコンパス針状に仕立て、ダイアルのフランジには方位計をセット。リューズで単独操作できるGMT針のホワイト側を太陽時に合わせ、時計を水平に保ちながら、レッド側を太陽に向けることで方位が分かる。
GMT針の形状と色分けで、コンパスと同じ感覚で方位が分かるようにしたのが、秀逸。腕に簡易ナビゲーターが、装備できる。
BR-03 GMT コンパス

GMT用の24時間インデックスは回転ベゼルに配され、時差分回せば第3のタイムゾーンの時刻が分かる。その昼夜を判別しやすくするブラック × ブルーの2トーンは、アルミニウムのアルマイト処理による。フラットな角型ケースは、水平が保ちやすく、方位がより正確に計れる。自動巻き。幅42mm。SSケース。ラバーストラップ。67万1000円。
問い合わせ:ベル&ロス 銀座ブティック
ベル&ロス公式サイト
[時計Begin 2026 WINTER & SPRINGの記事を再構成]
※表示価格は税込み