2026.04.02

ウォーホル、マイセン、奥田民生!?……まだまだある傑作コラボウォッチ6選

【2025-2026 本格時計最新事情】
パートナーシップが分かる! 止まらないコラボ

時計ブランドが異業種の才能とコラボした例は、1940年代にすでに見られる。近年は、その実例数が加速度的に増加。提携相手もアーティストやアニメにゲームなど多岐に亘り、今までになかった新風をそれぞれのメゾンに届ける。

グラスヒュッテ・オリジナルとマイセン

GLASHÜTTE ORIGINAL(グラスヒュッテ・オリジナル)
ドイツの名窯の磁器ダイアル

欧州で初めて磁器を実現した「マイセン」は、グラスヒュッテ・オリジナルの原点であるドレスデンの近郊の町に窯を持つ。旧東ドイツ時代に国営化されたという同じ歴史を持つ磁器と時計のマイスターが手を組んだ。手描きの磁器ダイアルは、工芸的価値が高い。

セネタ・マイセン

グラスヒュッテ・オリジナル セネタ・マイセン

100時間駆動のCal.36-16によるミニマルな2針で、磁器ダイアルの美を際立たせた。このセラドングリーンは、中国青磁が由来。限定150本。自動巻き。径40mm。18KRGケース。アリゲーターストラップ。423万5000円。

グラスヒュッテ・オリジナル セネタ・マイセン

インデックスとロゴ、マイセンを象徴するロカイユ模様は、1400度で焼成したダイアルに手描きしている。筆で何層にも塗り重ね、各層毎に900度の窯で焼く。

問い合わせ:グラスヒュッテ・オリジナル ブティック銀座
グラスヒュッテ・オリジナル公式サイト

ピアジェとアンディ・ウォーホル

PIAGET(ピアジェ)
ポップアートの旗手の名を冠す

TVスクリーンダイアルと幅広のゴドロン装飾ベゼルの組み合わせは、1972年誕生の「15102」に範を採る。アンディー・ウォーホルが愛したスタイルを継ぐコレクションを2024年、彼の名を冠し再構築。これはアンディー・ウォーホル美術財団との提携で実現した。

アンディ・ウォーホル ウォッチ 「コラージュ」リミテッドエディション

ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ 「コラージュ」リミテッドエディション

ウォーホルによるコラージュ自画像から着想を得て、ダイアルを複数の半貴石でコラージュ。裏蓋に彼の顔とサインを刻む。限定50本。自動巻き。ケース45 × 43mm。18KYGケース。アリゲーターストラップ。1232万円(参考価格)。

ピアジェ アンディ・ウォーホル ウォッチ 「コラージュ」リミテッドエディション

左上が、ウォーホルのポラロイドコラージュ。各パート形状を4種類のオーナメンタルストーン(半貴石)に写し取り、マルケトリの技法で慎重に組み合わせた。

問い合わせ:ピアジェ コンタクトセンター
ピアジェ公式サイト

ルイ・エラールと彫刻家

LOUIS ERARD(ルイ・エラール)
金属に生命を吹き込む芸術家

ルイ・エラールは、2021年からメティエ・ダール(芸術的な手仕事)に注力し、さまざまな工芸家とともに限定モデルを製作。その最新作では、アンティーク時計をカスタマイズする時計師にして彫刻家のマクシム・シャヴラク氏が参画。外装に新たな命を与えた。

ルイ・エラール グラヴェ・マン

ルイ・エラール ルイ・エラール グラヴェ・マン

ケース、ラグ、リューズ、ベゼル、バックルに至るまで、金属製の外装すべてに精巧な手彫りが行き渡る。複数の技法を駆使して生まれる模様は、2つとして同じものがない。限定99本。自動巻き。径42mm。SSケース。カーフストラップ。139万7000円。

ルイ・エラール ルイ・エラール グラヴェ・マン

小さなリューズのヘッドにもバロック様式による花のモチーフをハンドエングレービング。ベゼル側面のような3次元曲面を手彫りするのは至難の業だ。

問い合わせ:大沢商会
ルイ・エラール公式サイト

オシアナスと奥田民生氏

OCEANUS(オシアナス)
10年の時を経て、相まみえる

2025年9月、アーティストの奥田民生氏がオシアナスのアンバサダーに就任。彼はオシアナスの愛用者であり、2014年にはソロ活動20周年を記念したコラボモデルがリリースされている。今回のアンバサダー就任に伴い、奥田民生氏監修によるコラボ第2弾も登場した。

オシアナス マンタ OCW-S7000TS-1AJR

オシアナス オシアナス マンタ OCW-S7000TS-1AJR

奥田民生生誕60年(還暦)&ソロ活動30年のW記念を祝し、ベゼルに赤で60とOKUDA TAMIOと刻んだ。9時位置のインダイアルも、オレンジと赤のグラデで装った。クォーツ。径42.8mm。チタンケース&ブレスレット。24万2000円。

奥田民生氏

おくだたみお/1965年広島生まれ。1987年にユニコーンでメジャーデビュー。さまざまなアーティストとコラボし、プロデューサーとしての才能も発揮している。

問い合わせ:カシオ計算機お客様相談室
オシアナス公式サイト

H.モーザーとF1ドライバー

H.Moser & Cie.(H.モーザー)
こだわりのチョコレート色

2024年、H.モーザーはアルピーヌF1チームとパートナーシップを締結し、チーム所属のドライバー、ピエール・ガスリー氏をアンバサダーに迎え入れた。これまでにアルピーヌと出したコラボモデルは3作。2025年10月には、初の“ガスリー”モデルが発表された。

ストリームライナー・トゥールビヨン ピエール・ガスリー エディション

H.モーザー ストリームライナー・トゥールビヨン ピエール・ガスリー エディション

RG製のトゥールビヨンは、ガスリー氏のチョイス。さらにダイアルカラー選定にも参画し、彼が名付けた新色“チョコレートフュメ”の採用が決まった。これぞ真のコラボだ。限定100本。自動巻き。径40mm。18KRGケース。ラバーストラップ。1521万3000円。

ピエール・ガスリー

ピエール・ガスリー/1996年フランス・ルーアン生まれ。2016年にGP2シリーズのチャンピオンとなり、翌年F1デビュー。2023年からアルピーヌF1チームに所属。

問い合わせ:エグゼス
H.モーザー公式サイト

リシャール・ミルとレーシング・バイク

RICHARD MILLE(リシャール・ミル)
伝説のバイクが復活!

予想だにしなかった。よもやリシャール・ミルが、レーシングバイクを開発するとは。これは2013年にフランスで復活した、二輪車のロールスロイスとも称されるブラフ・シューペリアと協業で実現に至った。時計製造で培った素材やデザインが、バイクに注がれた。

RMB01

リシャール・ミル RMB01

リシャール・ミル RMB01

1910年代に登場したボードトラッカーに範を採ったスタイルはセクシー。アルミ合金やチタンをボディに、カーボンをフレームに採用する。タイヤのケーシングはトゥールビヨンから着想を得ている。世界限定150台。価格要問い合わせ。

リシャール・ミル RMB01

コラボ先のブラフ・シューペリアは、1919~1950年代半ばまで英国に存在したバイクメーカー。その名と高品質なモノ作りは、2013年にフランスで受け継がれた。

問い合わせ:リシャールミルジャパン
リシャール・ミル公式サイト

[時計Begin 2026 WINTER & SPRINGの記事を再構成]

※表示価格は税込み