2026.04.06

え、フルチタンの機械式スイス製時計が13万円台! ティソの最強エントリーラグスポ

【2025-2026 本格時計最新事情】
誠実なブランドが分かる! 狙える現実プライス

円安と金相場の高騰が、時計の価格に影を落とし続けている。そんな中でもコスパに優れたモデルは多数ある。13万円台~80万円の現実的価格帯で大満足できる2025年モデルを、ズラリとピックアップした。

チタンになっても、この価格

TISSOT(ティソ)
軽くて正確で、磁気に強い、デイリーウォッチの理想形

【お値打ちポイント】

●軽量で頑強なオールチタン製
●80時間駆動の高精度な自動巻き
●磁気に強いニヴァクロンひげ

こちらで取り上げたダマスカス・スティール(以下ダマスカス)と同時に、「PRX」にはもう1つの新素材がもたらされていた。チタンである。ダマスカスはケースとダイアルに用いていたが、こちらはケース&ブレスに採用。着け心地が極めて軽やかな、ブレスレットウォッチに仕立ててみせた。

正式なアナウンスはないが、色味と良好なポリッシュ仕上げが施されていることから、使われているのはおそらくグレード5。純チタンのグレード2よりは加工性に優れるとされるが、それでもSSよりもはるかに難しい。弾性と粘性が高いため、切削でも研磨でも工具に逆らうのだ。製作に手間と時間がかかるから、チタンモデルは、どうしても高額になる。それを13万円台で実現したとは、本当に驚きである。難加工材を手なずけ、SSと比べても遜色のないケースとブレスの一体感をかなえたのも見事である。

搭載するパワーマティック 80は、80時間駆動で高精度かつ高耐磁。小ぶりな38mmケースは、取り扱いしやすい。チタンによる軽量化とサイズ感、パワーマティック 80で、「PRX]は、デイリーウォッチの理想形となった。

PRX パワーマティック 80 チタニウム 38mm
【13万3540円】

ティソ PRX パワーマティック 80 チタニウム 38mm

ケースのフラットな表面上下を斜めに切り落とすようにしてブレスレットと一体化。全体をヘアライン、ベゼル側面やケース・ブレスレットリンクのエッジを鏡面状とした仕上げ分けは既存のSSモデルと同じだが、難加工材であるチタンでも同等の質感を実現できたのは技術力の賜物だ。100mという高防水も、日常使いに頼もしい。

パワーマティック 80

ティソ パワーマティック 802013年にティソ専用機として誕生し、その名の通り80時間のロングパワーリザーブを誇る。また平均日差は±7秒という高精度。鉄を含まないチタン合金ニヴァクロン製ひげを採用し、耐磁性も高い。

PRX パワーマティック 80 チタニウム 38mm

ティソ PRX パワーマティック 80 チタニウム 38mm

ダイアルは2色展開。右のグレーはチタンの色合いに近く、ワントーン仕立てをゴールドカラーの針とインデックスで華やがせた。左のブルーはラグスポの王道。自動巻き。径38mm。チタンケース&ブレスレット。

問い合わせ:ティソ
ティソ公式サイト

[時計Begin 2026 WINTER & SPRINGの記事を再構成]

※表示価格は税込み