エレガンスを追求した究極のムーンフェイズ

ムーンフェイズを引き立てる究極のシンプル文字盤

H.モーザー／エンデバー・パーペチュアルムーン コンセプト 

写真はSSモデル。リーフ型時分針にセンターセコンド。また、センターに短いAM/PM針も備え、12時から6時位置を指す場合は午前を、7時から11時位置を指す場合は午後をあらわす。「Ｍ」で装飾されたリューズはねじ込み式。

ここまでシンプルで、月の美しさを追及したムーンフェイズはあっただろうか？　H.モーザーの新作「エンデバー・パーペチュアルムーン コンセプト」は、ダイヤルからインデックスもブランドロゴも排するという潔さ。SSモデルはVANTABLACK®︎採用のブラックダイヤル。光の吸収率が99.965%という世界でもっとも黒いこの素材は、漆黒の宇宙に輝く月の深遠さを強調する効果が。また18KRGモデルは、ミッドナイトフュメダイヤルで黄昏時の空に輝く月の美しさをあらわしている。

自社製手巻きキャリバー HMC801を搭載。約7日間パワーリザーブ（ムーブメント上部にパワーリザーブ表示）。テンプ、ガンギ車、アンクルはゴールド製。ネジ留めゴールドマウント。28石。

ミニマルな意匠に対し、その内部にはH.モーザーならではのこだわり複雑機構が満載。搭載の自社製手巻きキャリバーHMC801は、毎時1万8000振動のロービート。2つのひげゼンマイを組みあわせ重心差を補正する“シュトラウマン・ヘアスプリング”、秒単位で時刻あわせを可能にする“秒停止機構”、メンテ性の向上させる“モジュール型脱進機”、デュアルバレルによる“約7日間パワーリザーブ”などH.モーザーならではの独自機構がテンコ盛り。ムーンフェイズも1027年で一日の誤差という超高精度で、ほぼ一生調整不要。仮に調整が必要となった場合でも、ケース側面のプッシュボタンで簡単に行うことができ、意匠面だけでなく機構面でもエレガンスを体現する作りとなっている。

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