こんどのボンド・ウォッチは、本気の英国海軍仕様だ！

オメガから007 エディションのシーマスター登場！

シーマスター ダイバー300M 007 エディション／自動巻き。径42mm。チタンケース＆ブレスレット。30気圧防水。99万円。

英国人の作家イアン・フレミングによって、1953年に「カジノ・ロワイヤル」で誕生した英国情報局部員007ことジェームズ・ボンド。設定では英国海軍中佐ということもあって、今回の新作にも「英国海軍仕様」が施されている。まずは、文字盤6時位置とケースバック中央にそれぞれ英国官有物を示す「ブロードアロー」が。さらに、ケースバックのブロードアロー下に刻まれた数字は「0552」が海軍所属、「923 7697」はダイバーズウォッチ、「A」はねじ込み式リューズ、「007」はジェームズ・ボンドのコードネーム、「62」はジェームズ・ボンド映画の第1作「ドクター・ノオ」（ショーン・コネリー主演）が公開された年を表している。

ケースバックには、オメガの独自技術、ナイアードロックシステムを採用。独自開発のリキッドメタル製のパッキンにより、複雑な造形が可能。またねじ込み回転数が決まっているため、締め付け時の始点と終点をあらかじめ設定できる。ゆえに、すべてのエングレーブ装飾が12時位置を上にしてきっちりと収まるのだ。

ベゼルは、あえてのアルミニウムを採用。経年変化による「味だし」が楽しめる。デイト表示もあえてはずしている。

ケース、メッシュ ブレスレットにグレード２のチタンを採用。強度が高く、軽量で耐食性に優れた素材は、ジェームズ・ボンドを演ずるダニエル・クレイグの「ミリタリー（軍隊）を背景にもつ007のような男性にとっては、軽量化された時計がキーポイントになる」という意見によるもの。また、”トロピカル“ブラウンのインデックス＆長短針とアルミニウムベゼルも「時計に個性的なエッジを効かせるために、ヴィンテージ風のデザインとカラーも提案しました」とクレイグは語る。

搭載ムーブメントは、オメガ コーアクシャル マスター クロノメーター キャリバー8806。15000ガウス以上の磁気にさらされても影響を受けない、METAS（スイス連邦計量・認定局）認定の高精度ムーブメントだ。

チタン メッシュ ブレスレットモデル（調整可能なバックルが秀逸！）に加えて、ＮＡＴＯストラップモデルも（写真上：87万円）。ダークブラウン、グレー、ベージュのストライプ柄で、メタルループには「００７」のエングレーブ入り。これらの時計は、ブラウンの特製ファブリック ポーチに入ってくる。

2020年4月公開のジェームズ・ボンドシリーズ第25作「No Time To Die（ノー・タイム・トゥ・ダイ）」で、007が着用するコチラのモデル。嬉しいことにオメガの定番モデルとして、同年2月から発売される。

(構成・文／TAYA）

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