2021.09.06

20世紀初頭のヴァシュロン・コンスタンタンの名作時計が一堂に!

展覧会「クラシック ウィズ ア トゥイスト(Classic with a Twist)」
2021年9月7日(火)~10月11日(月) 
ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック

ダイヤルが45度傾く「ヒストリーク・アメリカン1921」の誕生100周年に合わせて開催される展覧会「クラシック ウィズ ア トゥイスト」。

第一次世界大戦後の好景気に支えられ、ローリング・トゥエンティと呼ばれる1920年代は、アール・デコなど様々な文化が華開いた時代でもある。そんな勢いのある時代に製造されたモダンクラシカルなヴァシュロン・コンスタンタンの時計たちが、東京銀座のブティックにて展覧会形式で展示される。伝統的でありながら遊び心のある、大胆で独創的なデザインの名作時計の数々を実際に目にすることができる絶好のチャンスだ。

<斬新なケースデザイン:ラウンド型からの脱却>

懐中時計の進化系として誕生した腕時計は、その当初はラウンド型がほとんどであった。ヴァシュロン・コンスタンタンでは、1910年代には早くもそれに対して、新しいケースデザインの提案がなされていた。

スクエア型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.10242 1917年/18Kイエローゴールドケースにシルバーダイヤルが美しい1本。

ポインテッド・ロザンジュ型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.11144 1919年/ポインテッド・ロザンジュ=とがったひし形。細かなグレイン仕上げのダイヤルにブラックエナメルのアラビア数字インデックス、しなやかなブレスレットと非常に優美な1本。

スクエア型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.10242 1917年/18Kイエローゴールドケースにシルバーダイヤルが美しい1本。
ポインテッド・ロザンジュ型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.11144 1919年/ポインテッド・ロザンジュ=とがったひし形。細かなグレイン仕上げのダイヤルにブラックエナメルのアラビア数字インデックス、しなやかなブレスレットと非常に優美な1本。

 

<装着性を追求した:クッション型ケース>

パイオニア精神を忠実に守るヴァシュロン・コンスタンタンは、腕への装着に適したケース形状を数多く考案し、伝統的な慣習の打破に大胆に挑んだ最初のウォッチメゾンの一つである。装着性の追求から生まれたクッションケースも、いち早くメゾンの時計にとりいれられていた。

クッション型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.11507 1919年/1919年という腕時計の歴史の中でもわりと早い時期にすでにクッション型の時計を製造していたヴァシュロン・コンスタンタン。ヴァランセ侯爵、サガン公やシャルル=モーリス・ド・タレーラン・ペリゴール公の甥の息子として知られる人物が、クッションケースの優美で着け心地の良いデザインに魅了された。

クッション型腕時計18Kイエローゴールド、11時と12時の間にリュウズ、Ref.12131 1919年/現在の「ヒストリーク・アメリカン1921」とは異なりダイヤルは、オフセットではなく正位置に。リューズは1時と2時の間にセットされ、その対角線上である7時―8時の間にスモールセコンドを装備。

クッション型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.11507 1919年/1919年という腕時計の歴史の中でもわりと早い時期にすでにクッション型の時計を製造していたヴァシュロン・コンスタンタン。ヴァランセ侯爵、サガン公やシャルル=モーリス・ド・タレーラン・ペリゴール公の甥の息子として知られる人物が、クッションケースの優美で着け心地の良いデザインに魅了された。
クッション型腕時計18Kイエローゴールド、11時と12時の間にリュウズ、Ref.12131 1919年/現在の「ヒストリーク・アメリカン1921」とは異なりダイヤルは、オフセットではなく正位置に。リューズは1時と2時の間にセットされ、その対角線上である7時―8時の間にスモールセコンドを装備。

 

<手元の美しさを演出するデザイン:トノー型>

腕時計が、手元でファッション性やステータスを示す装身具として認知されるようになってきた時代、ケースとストラップが隙間なく一体になったトノー型の腕時計が人気を博すようになる。

 

湾曲したトノー型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.10357 1922年/18Kイエローゴールド製のケースの緩やかに湾曲したケースは手首にぴったりとフィット。ブラックエナメルによるアラビア数字インデックスとレイルウェイ・ミニッツトラックでモダンな仕上がりに。

湾曲トノー型腕時計18Kホワイトゴールド、Ref.11487 1928年/メゾンでは1916年頃には6.5mm×26mmという、非常に小型のバゲット型ムーブメントのプロトタイプを開発していた。薄型で湾曲したトノーケースの美しいプロポーションには小型ムーブメントが必須であった。18Kホワイトゴールド製ケース。

湾曲したトノー型腕時計18Kイエローゴールド、Ref.10357 1922年/18Kイエローゴールド製のケースの緩やかに湾曲したケースは手首にぴったりとフィット。ブラックエナメルによるアラビア数字インデックスとレイルウェイ・ミニッツトラックでモダンな仕上がりに。
湾曲トノー型腕時計18Kホワイトゴールド、Ref.11487 1928年/メゾンでは1916年頃には6.5mm×26mmという、非常に小型のバゲット型ムーブメントのプロトタイプを開発していた。薄型で湾曲したトノーケースの美しいプロポーションには小型ムーブメントが必須であった。18Kホワイトゴールド製ケース。

 

展覧会「クラシック ウィズ ア トゥイスト(Classic with a Twist)」
期間:
2021年9月7日(火)~10月11日(月)
場所:ヴァシュロン・コンスタンタン 銀座ブティック
住所:東京都中央区銀座7-8-8
電話:03-3569-1755
営業時間:12:00~20:00
お問合せ: 0120- 63-1755

※店舗の営業時間や休業日などが変更されることがあります。最新の情報については、店舗にお問い合わせください。

(構成・文/TAYA)