2021.11.01

スポーティかゴージャスか、ブレゲのマリーン選ぶならどっち?

スポーティなチタンか、ゴージャスなゴールドか
ブレゲのマリーン選ぶならどっち?

時計の歴史を200年早めたと言われるブレゲ。ブランド初のスポーツ・コレクションである「マリーン・コレクション」は1990年に誕生した。

かつてアブラアン-ルイ・ブレゲがフランス国王の要請で製作したマリン・クロノメーターにちなんだ、海の時計。ゴツゴツした武骨なダイバーズではなく、大人の男性が海の「上」で優雅に着けられる、贅沢なマリン・ウォッチである。

2004年に発表された第2世代では大きなデザイン変更が加えられ、世界的に好セールスを記録。ブレゲの人気モデルとして定着した。ここに紹介するモデルは、2017年に誕生した第3世代の最新モデルだ。

ケースサイドを特徴づけるコインエッジ、波型にカーブするリューズガード、そしてダイヤルのブレゲ針。スポーティでありながらも、コレクション伝統のクラシック仕様は健在。

やはりブレゲは「さり気ないこだわり」が、圧倒的に上手い。エレガントな18Kローズゴールドモデルのダイヤルには、波模様の手彫りギョウシェ。第3世代の顔となるチタンモデルには、やはり手作業のブルーサンバースト。どちらのモデルも、生涯のパートナーに相応しい完成度だ。

ブルーのサンバースト!

ギョウシェで波模様!

<b>ブルーのサンバースト!</b>
<b>ギョウシェで波模様!</b>

 

ブレゲ
BREGUET
マリーン 5517

よりエレガントさが増した新生マリーン
センター秒針のカウンターウェイトのデザインは、海洋コードがモチーフ。ケース厚は11.5㎜で100m防水を実現している。自動巻き。径40㎜。ラバーストラップ。右/チタンケース。206万8000円。左/18KRGケース。341万円。問い合わせ:ブレゲ ブティック銀座

両モデルとも搭載ムーブメントは、直径33.84㎜のキャリバー777A。耐磁性のあるシリコン製のひげゼンマイが備わる。

 

[時計Begin 2021 autumnの記事を再構成]

文・構成/市塚忠義