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2021.12.17
リシャール・ミルの新作「RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル」は、なんと“スポーツモード”搭載だ!
ラファエル・ナダルがテニスコートで着用し、その軽量・堅牢性に注目が集まったリシャール・ミルのRM 027コレクション。今回の新作「RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル」は、そんなナダル・モデルからインスパイアされたRM 035コレクションの4作目。「バタフライローター」と呼ばれる特許取得の新しい巻き上げシステムを搭載し、ユーザーが自分自身で時計の巻き上げシステムをコントロールできるのだ。「車に例えると、街中からレーストラックまで、走る場所や状況に応じて車のドライブモードを切り替える様なものです」とムーブメントテクニカルディレクターのサルヴァドール・アルボナ氏は語る。
蝶の羽のように展開する特許取得の「バタフライローター」
搭載するキャリバー「RMAL2」は単一方向回転巻き上げ。バタフライローターは、グレード5チタン製アームに金属製のウェイトを装備。セラミック製ボールベアリングにより抜群の巻き上げ効率を誇る。通常の状態では、2つのローターは下の写真のような状態で、ユーザーのすべての動きから香箱の巻き上げに必要なトルクを生み出す。
スポーツ時など、腕の激しい動きによる過度の巻き上げを防止したい場合、7時位置のプッシュボタンを押すと、下の写真のようにローターのギアにより2つのローターが180度の角度に広がる。重心がローターの中心になることでバランスが取れ、巻き上げ力が打ち消されるのだ。これにより巻き上げプロセスは停止し、キャリバーの過度な巻き上げを防止することが可能になった。7時位置のプッシュボタンをもう一度押すとローターが再び通常の状態に戻り、ムーブメントを巻き上げるのだ。
モードやファンクションの切り替えは簡単なボタン操作で
バタフライローターはケース横の7時位置のスポーツモード・ボタンで操作し、文字盤上の6時位置のインジケーターでオン・オフ状態を確認することができる。
ケース横の2時位置にあるボタンは、リューズの機能を切り替えるためのファンクションセレクター。巻き上げ(W)、ニュートラル(N)、時間設定(H)のいずれかに切り替えることが可能で、文字盤上の2時位置のインジケーターで状態を確認可能。
どちらにするか悩ましい! 新作は2つのバージョンで展開
RM 35-03は、ホワイトクオーツTPT®製ミドルケースとブルークオーツTPT®ベゼルを備えたモデルと、カーボンTPT®製ミドルケースとホワイトクオーツTPT®×カーボンTPT®のベゼルを備えたモデルの2つのバージョンで展開される。
RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル/自動巻き(RMAL2)。ケース43.15×49.95mm。ケース厚13.15mm。ホワイトクオーツTPT®製ミドルケースとブルークオーツTPT®ベゼル。ラバーストラップ。50m防水。約55時間パワーリザーブ。2750万円(予価)。
RM 35-03 オートマティック ラファエル・ナダル/自動巻き(RMAL2)。ケース43.15×49.95mm。ケース厚13.15mm。ホワイトクオーツカーボンTPT®製ミドルケースとホワイトクオーツTPT®×カーボンTPT®のベゼル。ラバーストラップ。50m防水。約55時間パワーリザーブ。2750万円(予価)。
お問い合わせ:リシャールミルジャパン Tel. 03-5511-1555
(構成・文/TAYA)