- 時計Begin TOP
- ニュース
- ヴィンテージ・パイロットウォッチファンも唸る そのこだわりとは? ジン新作日本限定モデル「356.ユーロフリーガーⅢ」
2022.12.07
ヴィンテージ・パイロットウォッチファンも唸る そのこだわりとは? ジン新作日本限定モデル「356.ユーロフリーガーⅢ」
ジンから“ユーロフリーガー”シリーズ第3弾となる待望の新作が登場。その魅力について、来日中の同社セールスディレクターであるヨルグ・ダンドルさんに話を聞いた。
実用性をしっかり確保したヴィンテージスタイル
-まずは、新作「356.ユーロフリーガーⅢ」の由来について教えてください。
-ダンドルさん「ユーロフリーガーは、NATO軍が配備するユーロコプターに搭載するために、かつてジンが製作したオンボードクロックのデザインに想を得て開発されたパイロットウォッチシリーズです。2000年の第1弾、2007年の第2弾に続き、今回が3番目のモデルとなります」
-シリーズの特徴は何でしょうか?
-ダンドルさん「直径38.5㎜のコンパクトなクロノグラフで、左リューズ&プッシュボタン仕様であること。それからデザインソースであるオンボードクロックのイエローを針やインデックスに使っていることです」
-第3弾で変わった点はどこですか?
-ダンドルさん「大きな変更点が2つあります。まず、前2作にはなかったスモールセコンドを文字盤3時位置に採用。これにはユーロコプターのコックピット内のブラックライト下で光る蛍光塗料を施しています。もうひとつは、前2作は針やインデックスがイエローの蛍光塗料だったのですが、新作では暗所での視認性を考慮し、蓄光型のイエロースーパールミノバを新たに取り入れました。どちらも日常的な実用性を高める装備となります」
-他にも特徴があれば教えてください。
-ダンドルさん「第2弾がサファイアクリスタルだったのに対し、今回はあえてファーストと同じアクリル製の風防を採用しています。直径38.5㎜のコンパクトケースと相まって、よりヴィンテージ感のある仕上がりです。一方、マット仕上げのブラック文字盤とイエローインダイヤルとのコントラストや、スーパールミノバの採用で昼夜を問わず視認性を確保した点は、実用性を重視するジンの精神に基づくものといえるでしょう。限定数わずか100本のモデルですので、気になった方はぜひ取扱店でお手にとってみてください」
ヴィンテージ・マニアも納得のディテール
356.ユーロフリーガーⅢ/自社製オンボードクロックに想を得たパイロットクロノグラフ。文字盤3時位置に蛍光イエローのスモールセコンド、ケース左にプッシュボタン&リューズを備える。自動巻き。径38.5㎜。SSケース。カウレザーストラップ。10 気圧防水。限定100本。44万円。
航空機のコックピット内と同様のブラックライト下で光るイエローのスモールセコンド。また、インデックス&針にはスーパールミノバが施され、暗所でも一発で時間が読み取れる。
裏面にはねじ込み式のケースバックを採用。堅牢な裏蓋でしっかり閉じることにより10気圧(100m)防水を確保した。また、その中央には限定モデルの証となるシリアルNo.が刻印。