2023.01.16

銀座・和光でIWCフェア開催 2023年1月26日(木)〜2月22日(水) 注目は「ポートフィノ」最新作

銀座の街を見守る時計塔、和光本店でIWCのフェアが開催される。なかでも注目すべきは、2022年秋に新作が加わった「ポートフィノ」コレクション。IWCの時計の中でも、特にシンプルで時代に左右されない美しいデザインが特徴の定番コレクションだ。

和光本店/東京都中央区銀座4-5-11  TEL 03-3562-2111(代表)営業時間 10時30分〜19時

IWCフェアの主役となるのは「ポートフィノ・オートマティック 34 デイ&ナイト」。6時位置にデイ&ナイト表示を搭載したコレクション初の34㎜モデルだ。インダイヤルには昼夜を示す太陽と月が描かれている。ムーンフェイズ機構ではないが、「月」と「ポートフィノ」には、特別な関係がある。

「ポートフィノ・オートマティック 34 デイ&ナイト」。自動巻き。径34㎜。SSケース。カーフストラップ。ダイヤルに12個のダイヤモンド。85万2500円。

ポートフィノが誕生したのは1984年。デビューのきっかけは、ムーンフェイズを搭載したレピーヌという懐中時計を「腕時計にしてみては」というアイデアからだった。当時の主任時計技師クルト・クラウス氏と設計部長であるハノ・ブルチャー氏がワインを交わしながら思いついたという。紙ナプキンの上に、ラグの着いた懐中時計のケースを描いたのが、ポートフィノ誕生の瞬間だと伝えられている。

1984年に初のポートフィノが誕生。写真は「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ(Ref.5251)」。ちなみにポートフィノとは、リゾート地として1950年代に有名になったイタリアの海岸沿いの町の名前だ。

1984年、コレクションの主役となったのが「ポートフィノ・ハンドワインド・ムーンフェイズ(Ref.5251)」であった。懐中時計スタイルのクラシックな時計ケースと「月」という関係性は、コレクション誕生の時から結ばれていたのである。

「ポートフィノ・オートマティック 34」。自動巻き。径34㎜。ダイヤルに12個のダイヤモンド。右SSケース&ブレスレット、78万1000円。中SSケース。カーフストラップ、65万4500円。左18KRGケース。カーフストラップ、166万6500円。

最新作「ポートフィノ・オートマティック 34 デイ&ナイト」の文字盤6時位置にある「月」は、昼か夜かを表示するためのもので、ムーンフェイズというわけではないが、シンプルな丸型のケースデザインと「月」との相性の良さを、あらためて実感できる美しい時計に仕上がっている。デイ&ナイト表示のない、よりシンプルな3針モデルや、アップデートされた37㎜モデルにもバリエーションが増えているので、こちらも新モデルにも注目してほしい。

「ポートフィノ・オートマティック 37 」。中はグレーダイヤル。左はホワイトダイヤル。シースルーバックは共通。自動巻き。径37㎜。ダイヤルに12個のダイヤモンド。シースルーバックケース。自社製キャリバー32000搭載。SSケース。カーフストラップ。各75万9000円。

問い合わせ IWC

(文・構成/市塚忠義)