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2023.06.16
パテック フィリップの全てがいま、 新宿住友ビルの三角広場に集結!
パテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビション(東京2023)
誰もが認めるスイス時計の頂点ブランド、パテック フィリップ。時計史に刻まれる、その歴史的タイムピースのほとんど(もちろん全てではないが、重要度からすれば、ほとんどと言いたくなるほど)がいま、新宿の三角広場に集まっているのを、ご存知だろうか。
「パテック フィリップ・ウォッチアート・グランド・エキシビション(東京2023)」が、2023年6月25日まで絶賛開催中だ。2500平方メートル以上の広大な展示会場に集まったのは、約500点の時計とオブジェ。パテック フィリップが本社を構えるジュネーブのパテック フィリップ・ミュージアムは、時計好きなら一度は尋ねてみたい時計の名所だが、その時計愛好家の「聖地」が、そのまま「お引っ越し」をしてきたと言っても過言ではない。
展示ルームは、11つのテーマに分けられており、時間を忘れて希少な時計に没頭することができる。著名人が愛用したパテック フィリップを集めたルームや、本展のために特別に製作された、日本の芸術や文化遺産を見事に再現した限定モデルの数々。またウォッチメーカーやエングレーバー、エナメル職人の華麗なる実演も、間近で楽しむことができるのだ。
パテック フィリップの時計だけにとどまらず、1548年まで遡る最古の携帯時計なども展示。時計の教養をしっかりと磨き上げたあとは、「いつかはパテック フィリップ」の夢を見られる部屋も用意されている。この展示会場には、パテック フィリップの最新作含め、現行モデルのフルラインナップが揃っているのだ。全国の取り扱い店で欠品が続いているパテック フィリップの現行品が、一堂に見ることができる機会は、極めて希少。
見どころは、まだまだ続く。なんとこの東京開催のグランド・エキシビションで初お披露目となるワールドプレミアが、6本も発表されている。ミニット・リピーターに永久カレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフを組み合わせたプラチナケースの「5308P-010」は、特許を取得したアンチ・バックラッシュ・クラッチ歯車や、デュアルレバー・イルソレーターを搭載した最も複雑なモデル。また現地時刻と同期した日付表示を備える初のワールドタイムモデル「5330G-010」も見逃すことはできない。
もう一度、言わせていただくが、これらの時計が見られるのは、今のところ、ここ新宿だけである。実のところ筆者も、3時間かけて展示されている時計を見て回ったが、それでも見終わったのは半分ほど。各ルームには、数十時間のトレーニングを受けたボランティアの学芸員が常駐していおり、熱心に時計の詳細を教えてくれたのも、非常に好感的だった。
時計好きにとって、このイベントが「まる1日コース」となることは、確実。しかも入場料は無料。誰でも参加することが可能だ。友達を誘って時計談議をするもよし、パートナーを誘ってペアウォッチの予定を立てるのもよし、家族を誘ってスイスの時計文化に触れるのも、よし。きっと充実した時間を過ごせることだろう。
お問い合わせ:パテック フィリップ公式サイト
イベント詳細)
パテック フィリップ ウォッチアート・グランド・エキシビション 東京2023
2023年6月10日(土)~25日(日)
新宿住友ビル 三角広場 東京都新宿区西新宿2-6-1
10時〜20時(最終入場は19時まで)
観覧料 無料
主催:パテック フィリップS.A.
共催:PP ジャパン株式会社
後援:在日スイス大使館
お問い合わせ:ウォッチアート事務局 TEL:0120-933-613
文・構成/市塚忠義