時計好き同士なら一緒に楽しくなれる！ 「CWCのウオッチコーディネーター資格」が必要なワケ

ウオッチコーディネーター資格（CWC）を持つ

「G-SHOCK STORE OSAKA」店長の山本貴之さんに聞いてみた！

最近、時計店などでよく見かける“CWC”印の「ウオッチコーディネーター」。いまや接客・販売のみならず、時計の現場で働くあらゆる人々に欠かせない資格となりつつある。これを取得するメリットについてG-SHOCK STORE OSAKAのスタッフに話を聞いた。

『時計の幅広い知識を得て、より的確なアドバイスや余裕ある接客ができるようになった』(山本さん)

Q:ウオッチコーディネーター（CWC）資格を取得したことで接客にどんな変化がありましたか？

A:私は長年G-SHOCKひと筋でやってきたため、これまで他社の製品、例えば機械式時計などの知識はそれほど多く持ちあわせていませんでした。そうした普段弊社で扱っていない時計の知識を得たことで、接客の際にお客様がもともと着用されている時計の話が一緒にできるようになったほか、自社製品との明確な違いがわかったことでよりオススメのポイントを絞ったアドバイスができるようになりました。

時計の歴史や魅力を深く理解し、視野が広がったことによって、機能説明になりがちな接客から雑談を取り入れた幅の広い接客へと変わり、以前よりも余裕のある接客対応ができるようになったと思います。

同時にそれらの知識は、弊社のHPで展開するファッションコーディネート「G-SNAP」にも活かされています。

『マネージャーに役立つ店舗運営の極意。ビジネスマナーも身につく』(山本さん)

Q:CWC資格の取得が店舗運営にも役立っているとうかがいましたが？

A:CWC検定の内容は時計の歴史や内部構造だけでなく、在庫管理や販売に関する法律まで幅広く網羅されています。ですからショップマネージャーや店長といった管理クラスにも有用な知識が数多く学べます。一例を挙げますと、不要在庫の活かし方、店内での魅力的なディスプレイの方法など。不要在庫の一部はディスプレイに回し、ショウケース内での商品の並べ方や照明の当て方、“見せる”ためと“売る”ための展示の違いにいたるまで細かくテキストに書かれているのです。

さらに、相手に好印象を与える挨拶の仕方、敬語の使い方などもしっかり書かれていて、ビジネスマナーについてもあらためて学ぶことができます。これによりお客様はもちろん、ブランド担当者様との良好な関係の構築にも役立っていると感じています。

〈ウオッチコーディネーター（CWC）資格とは？〉

2011年に日本時計輸入協会が立ち上げた資格検定制度「CWC（Certified Watch Coordinator）」。現在、約3000名以上のウオッチコーディネーターが日本全国で活躍している。CWCには一般・上級の2コースがある。上級CWCは、筆記試験前に実技実習を修了していることが必須。一般CWCは、2024年から筆記試験合格後に選択制で実技実習を受けることも可能。受験資格に学歴・年齢・性別・国籍の制限はなく、時計販売に従事するスタッフ以外にも、時計業界を目指す学生や時計に興味のある一般ユーザーなども受験することができる。

『とにかく時間をかけてテキストを読み込むことが合格への近道』(山本さん)

Q:受験勉強で苦労したことはありましたか？

A:じつは一度検定に落ちているんです（笑）。CWCの試験を甘くみていたわけじゃないんですが、そのときはテキストの読み込みが足りなかったと反省しました。それからは1日数時間かけてテキストの隅々まで徹底的に読んで理解するという勉強法に変え、無事合格することができました。テキストはすごく分厚いというわけではないですが、広範囲にわたる内容がポイントを絞って書かれています。そのどれもがこの業界で働くために必要な情報ばかりですし、実際にいま接客や店舗運営におおいに役立っています。現在時計の仕事に従事されている方、これから時計業界を目指す方はぜひチャレンジしてみてください。

いま山本店長がオススメするG-SHOCKはコレ！

G-SHOCK STORE OSAKA

住所：大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館1F
TEL：06-6467-8890
営業時間：11:00〜21:00
定休日：不定休
https://www.casio.com/jp/watches/G-SHOCK_STORE/store-207

次回のウオッチコーディネーター資格（CWC）受験の詳細

申込期間：2023年11月1日〜30日
試験日：2024年1月24日
受験料：7700円／9900円（上級）
詳しくはコチラまで！！

文／岡崎隆奈