2023.10.19

機械式? 電子制御式? 操作の楽しさを追求した回転時計! レッセンスのType 2「動画で魅せる時計図鑑」

インダストリアル・デザイナーが作った動きがユニークで操作が楽しくなる時計!!

レッセンス 「Type 2」

タップすることで始まる調整動作もユニーク

例えばクルマの自動運転。自動ブレーキに、追従型クルーズコントロールetc.完全自動運転になるのもそう遠くない未来らしい。しかしドライブ好き、スポーツカー好きにはハンドリング、エンジンレスポンスなどの操作性、いわゆるドライバビリティを重要視する人も多く存在する。それは時計も一緒かも知れない。スマートウォッチではなく、あくまでも機械式の操作性を大事にしながら、電子制御の快適さもプラスしたいという時計好きもいるのでは?

文字盤と針ではなく、針を描いた回転ディスクにて時刻を示すユニークなスタイルで注目を浴びたレッセンスその最上級モデルではeクラウンと呼ばれる電子制御機構を加え自動での時刻調整、時間帯切替え等を可能としている。第2時間帯に表示を変更するときも、風防の表面をタップするだけでグルグルと自動的に調整を開始する。また、一定時間着用しないとeクラウンはスリープモードに入り、各ディスクは止まってしまう。再使用時に風防をタッチすることで、eクラウンが作動し現在時刻にディスクを自動調整してくれるのだ。一見エレクトリックであるが、ベースムーブメントは従来的な自動巻きの機械式。別途、ソーラーパワーにてモーター駆動する調整パーツをドッキングさせたパッケージなのである。アナログな感覚とデジタルな利便性をミックスさせた、まさに新感覚ウォッチだ。

レッセンス製品の定番スタイルである回転ディスク表示。最上級モデルのタイプ2は、従来のスタイルを引き継ぎつつ電子制御機構「eクラウン」を付加した革新的モデル。ベース機械を自動巻きムーブメントとしつつ、時刻調整等を電子制御にて自動で行うことが可能。チタンケース。径45㎜。自動巻きムーブメント(パワーリザーブ36時間)➕eクラウン機構(ソーラーパワーの最大リザーブは6か月)。防滴構造1気圧。772万2000円。

 

時計単体でも時刻調整は可能だが、ブルートゥースにてスマートフォンと連携することにより、スマホから時刻調整・設定などが行える。

 

eクラウンは風防へのタップで作動する。本機には4つのモードがありタップの回数により、インジケーターの針が緑:タイムゾーン1、青:Bluetooth、黄:タイムゾーン2、三角マーク:eクラウン(電子制御)OFFの順にシフト。

 

ソーラー充電は太陽光でも可能だが、付属のLEDランプでもチャージできる。充電方法は、聴診器のようなライトを風防の上に被せるだけ。

<ブランド解説>

ベルギー出身のインダストリアル・デザイナー、ベノワ・ミンティエンスが2010年に興した時計ブランド。特徴のひとつに同社独自の、軌道に乗って互いを追いかけるようにダイヤルが稼働し時刻を表示するシステム「ROCS」(特許取得済み)がある。最上級モデルのタイプ2も、この「ROCS」の発展型。機械式メカニズムをベースに、革新的かつ実用性に優れた時計を打ち出す新進気鋭のブランドだ。

お問い合わせ:レッセンス公式サイト

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動画撮影/岸田克法 文/長谷川 剛(TRS)