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2023.12.07
ザ・シチズンの「キャリバー0210」搭載モデルがいよいよ発売
クロノメーターを超える高精度!
「ザシチ」の愛称で知られるシチズンのトップブランド「ザ・シチズン」。1995年の誕生以来、身に着ける人の人生に寄り添えることを目指し、安心のクオリティ、普遍のデザイン性、万全のサポート体制、そして何より高い精度を重視して商品開発を進めてきた。それを担ってきたのは、エコ・ドライブに代表される高精度なクオーツムーブメント。2019年に誕生したキャリバー0100は、年差±1秒という自律型で世界最高精度の数字を叩き出し、業界の度肝を抜いた。
精度命の「ザ・シチズン」に、シチズンとしては11年ぶりとなる機械式キャリバーが待望の復活を遂げたのが、2021年。キャリバー0200と名付けられたムーブメントは、シチズンのグループ企業であるラ・ジュー・ペレ社との協業で完成した。モデル名にキャリバー名が入ることからも、この機械式キャリバーに対する自信の現れが感じられた。
今回紹介する新作が搭載するのは、そのキャリバー0200にデイト表示機能を加えた後継キャリバー0210。デイト表示を追加することで、ケースの厚みが10.9㎜から11.2㎜と「0.3㎜」だけ厚くなったが、防水性能も5気圧防水から10気圧防水にアップしている点にも注目したい。
時計の精度に関しては、前作同様、文句のつけようがない。平均日差は−3秒〜+5秒となっており、これはスイスクロノメーター検定協会が定める精度より、さらに厳格な範囲に収まっている。このように何かと「中身」の秀逸さばかりが取り上げられるザ・シチズンの「キャリバー0200」及び「キャリバー0210」搭載モデルだが、外装面の仕上げの美しさも見逃すことはできない。
ケースとブレスレットは、エッジを際立たせた面構成となっており、強めに施されたヘアライン仕上げが、そのシャープさをさらに際立たせている。ラグを持たず、一直線でケースと繋がるブレスレットの質感も極めて高い。コマとコマの稼働部分はミラー仕上げとし、滑らかなフィット感に加え、さり気ない輝きも放つ。
ダイヤルの質感も個性的だ。シチズン独自の電鋳手法によって凹凸をつけたブラック及びホワイトダイヤルは、光の陰影で多彩な表情を浮かべる。ブラックダイヤルは、どこか都会的なのアスファルトを連想させ、ホワイトダイヤルは、ラグジュアリーなウィンターリゾートを感じさせる。本格的なメカニカルキャリバーに、モダンでラグジュアリーな美しい外装。ザ・シチズン「メカニカルモデル キャリバー0210」を所有する満足感は、極めて高い。
発売は2023年12月9日、数量限定ではないが、特定店限定モデルとなる。
お問い合わせ:ザ・シチズン公式サイト
文・構成/市塚忠義