2023.12.14

暗闇でもベル&ロスだとハッキリわかる「LUM」シリーズの決定版!

BR-X5のケースまでもが光るって、どういうこと?

ベル&ロスの「LUM」シリーズといえば、「光る」ことが特徴の個性派モデル。これまで11本のモデルを発表し、希少性の高い限定モデルは、いずれも完売。ベル&ロスを代表する人気モデルとなっている。

スタートは2017年。強烈な光を放つ「BR 03-92 HOROLUM」を発表すると、翌年には「BR 03-92 NIGHTLUM」が誕生。2019年にはダイアル全体が光る「BR 03-92 FULL LUM」がラインナップに加わった。このように年々、「光り方」がパワーアップしているLUMシリーズだが、その決定版とも言える新作が、この度登場した。

「BR-X5 GREEN LUM」。自動巻き。ケース幅41㎜。チタン+ファイバーガラスコンポジット製ケース。ラバーストラップ。限定500本。100m防水。199万1000円。

最新作「BR-X5 GREEN LUM」は、なんとケースそのものが光る。BR 05の進化版であるBR-X5の立体的な積層ケースの美しい姿を、暗闇でもハッキリと確認することができる。中心部のチタンケースを挟むようにセットされた光るケースの素材は、クオーツ繊維で作られた蓄光複合素材の「LM3D」。暗闇では強烈なグリーンカラーに変身するが、明るい環境においても、ややグリーンがかったホワイトカラーが個性的で、独特な質感を楽しめる。

光の「強さ」も魅力的だが、光る「部分」も、極めて計算高い。ケースは、その輪郭がわかるように、ベゼル部分はチタン素材を残して、暗闇ではブラックアウト。また針や5分間隔のインデックス、日付表示、パワーリザーブ計は、全て「フチ取り」で光るようになっており、暗闇においてもその精密さが強く感じられる。

このモデルはベル&ロスのハイエンド機となる「BR-X5」がベースとなっているので、搭載ムーブメントは、約70時間のパワーリザーブを誇るケニッシ設計のマニュファクチュールキャリバー、BR.CAL323が収まっている。

暗くなってから本領を発揮する「BR-X5 GREEN LUM」。腕元で美しいグリーンカラーを放つ不思議な腕時計が、注目を集めることは容易に想像ができる。24時間、見るものを刺激する唯一無二の腕時計。限定本数は、500本となっている。

お問い合わせ:ベル&ロス公式サイト

文・構成/市塚忠義