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2024.06.11
真夏を乗り切るノルケインのアイスブルー!
デニムやシャンブレーと「ひんやりコーデ」
時計好きには、すっかり定着した新鋭ブランド、ノルケイン。念のためブランド解説を簡単にしておこう。ノルケインは、ブライトリングで経験を積んだベン・カッファー氏によって2018年に設立されたスイスブランド。カッファー家といえば、スイス時計業界では知らない者はいない名家。若きCEOは「独立した時計ブランド」にこだわり、巨大グループに属することなく家族経営を貫いている。モットーは「スイスの機械式時計文化を未来につなげる」こと。上質でありながらも手の届きやすい適正価格が、人気急上昇の理由だ。
ノルケイン3本柱の1つである「フリーダム」は、適度なビンテージテイストが魅力のコレクションだ。フリーダムの後に「60」がつくモデルが多いが、その「60」はスイス時計業界が最も革命的だった1960年代への敬意を示している。「フリーダム 60」にGMT機能を搭載する「フリーダム 60 GMT」が加わったのは、2020年。ノルケインにとっても初めてのGMTモデルであった。
「フリーダム 60 GMT」で、特に人気が高いのは、主に数量限定でリリースされるブロンズケースだろう。クラシカルのケースとの相性が抜群のモデルだ。しかし、今回紹介する最新モデルは「フリーダム 60 GMT」の、新たな一面を証明しようとしている。それが写真の「アイスブルーダイアル」である。「アイスブルー」は、大御所ブランド各社が採用している今年の大本命。その最旬トレンドカラーとクラシカルなフリーダムのケースをマッチングしてみたところ……、なんとも夏らしい完璧な組み合わせではないか!
季節によって腕時計を付け替えるのは、ちょっとした贅沢。実践できる人は少ないと思うが、真夏にブラックのクロコダイルストラップは、やはり暑苦しい。腕時計はファッションのように麻などに衣替えすることはできないが、清涼感のある時計を選ぶことはできる。「フリーダム 60 GMT」のアイスブルーダイアルは、長いサマーシーズンを乗り切るのに、まさにぴったりの1本と言えるだろう。
ここまで、外装の話ばかりになってしまったが、中に搭載されているムーブメントは、ノルケインが誇るケニッシ製のマニュファクチュールキャリバー「NN20/2 by Kenissi」。当然COSC認定のクロノメーターであり、パワーリザーブは約70時間。こうした安心感も、ノルケインならではと言えるだろう。
お問い合わせ:ノルケイン公式サイト
文・構成/市塚忠義