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2024.12.16
【天空を目指した時計たち……】vol.4 [高度~2億2500万km 最長不到級]
古代エジプトでナイル川氾濫の時期を知るために”天体”観測から”時”の概念が生まれ、そして”時刻”ができ、それを表示する”時計”が誕生する。何千年の時を経て、時計は再び”天空”へ向かうのか!?
天空を目指した時計たち……vol.4(全4回)をご紹介!
vol.4 高度 ~2億2500万km 最長不到級
47年前に打ち上げられた探査機が、240億km先の宇宙を今も飛行している一方で、人類は2億2500万km離れた火星に向け、初の有人飛行計画を実現に移そうとしている。来たるべき未来のために設計されたタイムピース、最初に身に着け火星に立つのは誰か?
平均高度2億2500万km
【火星時間表示】MTC(調整火星時間)機能や地球のみならず火星でも北の方角を正確に示す太陽コンパスなどがその代表格。
【地球時間表示】MTC(調整火星時間)とは、1日が地球より39分長い火星日を考慮しながら、火星の本初子午線(時刻の基準となる経度0度の子午線)に基づいた正確な日時を表示する機能のこと。
高度!? な雑学ネタ
高度240億km
番外編 高度(コード)ブルーおじさん対処法
●高度ブルーおじさんとは?
防水性能が日常生活にも役立つダイバーズに比べ、パイロットウォッチなんて何の役にも立たない!みたいな暴論でこちらの気分をブルーにさせるマウントおじさんのこと。
>>>対処法
「パイロットウォッチって生活の役には立たない」
ってな具合に高度ブルーおじさんが時計マウントをとってきたら、こう言い返してやろう。「時計のルーツを辿ると天体観測に行き着くことを知らないの? 時計は天空を見上げることから始まったの。再び天空を目指すだなんてロマンでしょ? 下ばかり見てないで空を見上げてみたらいかが?」
Higher in the sky!
他の「天空を目指した時計たち……」はこちら
イラスト/TOMOYA 文/星野勘太郎