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2025.05.13
Watches and Wonders Geneva 2025 新作速報 Part.9
■チューダーの新作
ペラゴス ウルトラ
チューダーの“海担当”として、本格的なダイバーズウォッチを展開してきたペラゴスに、最強スペックを備えるモデルが誕生した。それが写真の「ペラゴス ウルトラ」である。ウルトラなのは、防水性能。飽和潜水に対応する1000m防水を実現している。これまでのモデルが500m防水であったから、実に2倍の防水性能を手に入れたわけだ。新作のケースサイズは、43㎜。大幅なスペックアップにも関わらず、これまでの42㎜モデルから1㎜しか大きくなっていないのは、秀逸。さらにケース素材には、チタン合金と純チタンを組み合わせており、見た目に反して軽量。同じくチタン素材のブレスレットは設計が見直されており、フィット感は抜群だ。また搭載するムーブメントにも、変更が。ついにペラゴスにもマスター クロノメーター認定ムーブメント「Cal.MT5612-U」が搭載された。自動巻き。径43㎜。チタンケース&ブレスレット。1000m防水。パワーリザーブ65時間。83万9300円。
■エドックスの新作
グランドオーシャン パワーリザーブ オートマティック
エドックスの上級ダイバーズ、グランドオーシャンといえば、クロノグラフのイメージが強い。今年の新作でも、新デザインのクロノグラフが誕生しているが、我々が注目したのは、その新作クロノグラフと同じデザインコードを共有するパワーリザーブモデル。ダイアルの3時位置にデイト表示、9時位置にスモールセコンド、そして6時位置にパワーリザーブ表示が備わり、そのバランス感覚が絶妙。ダイアルカラーやケースの仕上げで5種類の新作が発表されたが、その中で一際スタイリッシュだったのが、写真のブルーグレーダイアル。中央は梨地仕上げ、外周はスネイル仕上げと、淡いカラーながらも非常にメリハリを感じる顔つきだ。300mの防水性に加え、程よい40㎜ケースのサイズ感、そしてパワーリザーブ表示と、極めて実用性の高いモデルと言えるだろう。自動巻き。径40㎜。SSケース。ラバーストラップ。55万円。
問い合わせ/エドックス公式サイト
■フレデリック・コンスタントの新作
クラシック トゥールビヨン マニュファクチュール
ダイアル上を華麗に回転する複雑機構「トゥールビヨン」。時計ファンであれば、いつかは手に入れたい夢の機構だ。価格は1000万円オーバーが当たり前で、大抵は夢のまま終わる。そこに「もしかしたら、イケるかも!?」と期待を抱かせてくれたのが、フレデリック・コンスタントのトゥールビヨンだ。価格はなんと、200万円台。時計好きを、その気にさせるトゥールビヨンのSSモデルに、限定生産のグリーンダイアルが誕生した。深みのあるグリーンダイアルは、ソレイユ装飾によって多彩な表情を浮かべる。搭載されるムーブメントは、2008年に開発された自社製ムーブメントの「キャリバーFC-980」。シリコン製のガンギ車とアンクルを採用する最先端仕様の一方、ペルラージュ仕上げやアングラージュ仕上げが丁寧に施されており、ジュネーブ時計の伝統である見た目の美しさにも徹底的なこだわりが感じられる。トゥールビヨンとしては珍しく、キャリッジに秒針が取り付けられているのも、嬉しいポイントだ。自動巻き。径39㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。5気圧防水。世界限定150本。発売中。253万円。
問い合わせ/フレデリック・コンスタント公式サイト