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2025.05.19
Watches and Wonders Geneva 2025 新作速報 Part.11
■エベラールの新作
コントダット オートマティック
スイス・ラ・ショー・ド・フォンの名門、エベラールから全く新しいコレクションが発表された。それが写真の「コントダット」だ。このコレクションは、かつてメゾンの社長であったパルミロ・モンティ氏が1970年代にリリースした時計に着想されている。特徴は、1970年代のスポーツウォッチを象徴する直線的なケース。オリジナルはクロノグラフであり、今回の新作コレクションにも横2つ目のクロノグラフが用意されているが、我々が注目したのは3針スモールセコンドのタイプ。鮮やかなグリーンのダイアルはソレイユ仕上げ。秒針や5分間隔の分インデックスに用いたオレンジが、程よい差し色になっている。またこの時計は、エベラールで初めてブレスレット一体型として設計されたモデルである。このブレスレットにはエベラール独自の2CLICK®クラスプが採用されており、不慮の落下に対する安全性も確保。39㎜というケースの大きさも、非常に良いバランスだ。自動巻き。径39㎜。SSケース&ブレスレット。72万7100円。
問い合わせ/エベラール公式サイト
■ジェラルド・チャールズの新作
マエストロGC39 25周年記念モデル
現在、時計業界を盛り上げているジェラルド・ジェンタの大旋風。ジェンタがかつてデザインした1970年代の時計を、多くのブランドが再評価して復刻させている。ジェラルド・チャールズは、ジェラルド・ジェンタの2つのファーストネームを冠して2000年に誕生したブランドだ。ジェンタは、逝去する2011年まで、このブランドでチーフデザイナーとして活躍。ジェンタ晩年の情熱を、最も色濃く伝えているブランドである。今年の新作では代表作の「マエストロ」からブランド創業25周年を記念したモデルが発表された。世界限定100本の希少なモデルは、ジェンタが好んで採用していたジャンピングアワー。ダイアルの中央にはラピスラズリがセットされ、その周りにはラピスラズリから放たれたかのような放射状の模様が施されている。これは同社が独自に開発した「メタギョーシェ」と呼ばれる精密マイクロケミカル・エングレービング技術だ。自動巻き。縦42×横41㎜。チタンケース。ラバーストラップ。100m防水。世界限定100本。775万7750円。
問い合わせ/ジェラルド・チャールズ公式サイト
■デルマの新作
1924トゥールビヨン
ダイバーズウォッチに、絶対的な信頼を持つデルマ。1000m防水を超える本格的なダイバーズウォッチをリーズナブルな価格で展開しているブランドとして、いま注目が集まっている。そんな良心ブランドは昨年、創業100年を迎えた。100年という節目を記念したのは、ダイバーズではなく意外にもトゥールビヨン。しかしトゥールビヨンにして防水性能が200mであったこと、そして価格が300万円台であったことから、ほぼ完売。この大成功を受けた第二弾が、新たなカラーのサーモンピンクダイアルである。オレンジとピンクの中間のようなレトロカラー。この美しい色味を際立たせているのが、トゥールビヨンの開口部を囲むように広がる、ギョーシェ模様の文字盤。このギョーシェ模様の文字盤は、サーモンピンクの他に、ブルーも用意され、それぞれ25本の限定となっている。手巻き。径41㎜。SSケース&ブレスレット。20気圧防水。世界限定25本。319万円。
問い合わせ/デルマ公式サイト