2025.09.01

アジア最大級の時計見本市、香港ウォッチ&クロック・フェア & Salon de TIMEが同時開催!

時計業界においてアジアの要所として重要な役割を果たしてきた香港。その香港で、アジア最大級とも言える2つの時計イベントが、9月2日(火)から6日(土)までの5日間にわたり同時開催される。バイヤー向けの高級時計見本市の側面が強い「サロン・ド・タイム」と、時計事業に従事する全員がターゲットの「香港ウオッチ&クロック」。欧州のそれに全く遜色のないこの見本市で、熱気ある時計業界のリアルな現場を体験してみてはいかがだろうか。

第44回 香港ウォッチ & クロック

香港貿易発展局が主催する香港ウオッチ&クロックは、世界中から一流ブランドや独立系ブランドが集結する世界最大級の展示会。こちらはバイヤー向けのみの開催だが、新興時計メーカー、時計店やメーカーに向けて販売されるメンテナンス機器、歩度測定器や防水検査機など、出展する企業のジャンルもバリエーション豊富で、業界関係者から大変注目されている。

第44回となる今年は「Our Time. Our Moments」をテーマに、ラグジュアリーでハイファッションなデザインから、技術的に先進的かつサステイナブルなモデルまで、多彩なカテゴリーの時計を幅広く展示される。また、コラボレーションブランド、限定モデル、カスタマイズウォッチ、独立時計師による作品なども集合。会場内では、精巧に仕上げられた高級時計のコレクションを展示する「Pageant of Eternity」をはじめ、「完成品 (Complete Watches)」、「中古 (Pre-owned Watches)」、「クロック (Clocks)」、「機械・設備 (Machinery & Equipment)」、「OEMスマートウォッチ (OEM Smart Watches)」、「包装・ディスプレイ (Packaging & Display)」、「部品・コンポーネント・アクセサリー (Parts, Components & Accessories)」、「貿易サービス (Trade Services)」など、幅広いカテゴリーが出展される。

さらに、会場展示とオンラインを融合した 「EXHIBITION+(ハイブリッド展示会モデル)を導入。そして、「Click2Match(オンライン商談マッチングプラットフォーム)」を使用することで、フェア終了後でも9月13日(土)までなら、出展者とコンタクトを商談をとることが可能だ。

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第13回 サロン・ド・タイム

サロン・ド・タイムでは、高級品を中心とした時計ブランドおよびデザイナー・コレクションを、5つのテーマゾーンに分けて展示。世界的な一流ブランドの限定モデルや、希少な個体を見ることができる「World Brand Piazza」、ファッションをリードするブランドが揃う「Chic & Trendy」、機械式時計やジュエリーをあしらった高度な職人技により繊細に作られた時計が集う「Craft Treasure」、ヨーロッパ発祥のクラシックでエレガントなブランド、そして独立時計ブランドを紹介する「Renaissance Moment」、最先端のテクノロジーを駆使したスマートウォッチを魅せる「Wearable Tech」、と幅広いジャンルの時計を目にすることができる。

注目モデル6本を先見せ!

GF3056シリーズ(GF Ferré/イタリア)

QUANTUM Watches(QUANTUM/トルコ)

SAGA STELLAシリーズ(SAGA/米国)

CHICANEシリーズ(CAUGHT/香港)

Alexus Christy (Alexus Christy/レバノン)

Paddock 338A439 メンズウォッチ (Pierre Lannier/フランス)

GF3056シリーズ(GF Ferré/イタリア)
QUANTUM Watches(QUANTUM/トルコ)
SAGA STELLAシリーズ(SAGA/米国)
CHICANEシリーズ(CAUGHT/香港)
Alexus Christy (Alexus Christy/レバノン)
Paddock 338A439  メンズウォッチ (Pierre Lannier/フランス)

 

第42回 ウォッチ & クロック・デザイン・コンペティション

香港のウォッチ&クロックにおける、デザインのクリエイティブな交流や、創造性を促進することを目的に、HKTDC、香港時計製造業者協会(Hong Kong Watch Manufacturers Associations Ltd.)、香港時計工業連合会(The Federation of Hong Kong Watch Trades &Industries Ltd.)の共催で行われる「時計デザイン・コンペティション」。

同コンペティションは部門ごとにテーマが決まっている。学生部門が「Believe In Yourself」、一般部門が「Memorable」だ。そして同コンペティションの受賞作品が、ホール1コンコースで展示。さらに、市場性に優れた学生グループの作品に贈られる学生部門優秀作品賞「The Made-to-Sell Award」を受賞すると、香港時計製造業協会の指導のもと製造され、展示会場の香港貿易発展局デザイン・ギャラリーで正式に販売される予定だ。

ほかにも、世界主要時計協会の代表が一堂に会し、グローバル取引実績の検証、来年の市場動向予測、サプライチェーン強化の戦略を議論する「香港国際時計フォーラム」が9月2日(火)に開催。また、翌日3日(水)の「アジアウォッチカンファレンス」では、最新業界見通しの発表、独立時計師による長期的価値の考察を行うなど、時計業界の最前線を目の当たりにすることができる。

業界関係者はもちろん、一般向けにも門戸を開いている2つの時計フェア。アジアから才能あふれるさまざまな時計ブランドが集結し、時計界の現在地を垣間見ることができるだろう。香港を中心に世界中へ発信される、最新のクリエーションにぜひ注目を。

香港貿易発展局
■東京事務所
TEL:03-5210-5850
MAIL:tokyo.office@hktdc.org
■大阪事務所
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MAIL:osaka.office@hktdc.org