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2026.02.06
ルイ・ヴィトンの独立系ウォッチメーカーコラボ第3弾はドゥ・ベトゥーン!

タンブール タイコと独創的GMTが星空に融合
独立系ウォッチメーカーへの支援に力を入れているルイ・ヴィトンが、その一環として行っているコラボレーションプロジェクトの第3弾でタッグを組んだのは、2002年創業のスイスのマニュファクチュール『ドゥ・ベトゥーン』だ。
レジェップ・レジェピ、カリ・ヴティライネンに続くこのプロジェクトの世界初披露に選ばれた場所は東京・白金台。ルイ・ヴィトンのウォッチ部門ディレクター、ジャン・アルノー氏と、ドゥ・ベトゥーンの共同創設者でありマスター・ウォッチメーカーのデニス・フラジョレ氏が来日し、お披露目が行われた。アルノー氏は、今回の共作のテーマに、ルイ・ヴィトンのブランドコンセプトでもある「旅」を選んだ。
発表されたのは、「旅」を象徴するGMTウォッチ『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』。そして、そのウォッチを組み込むことができるクロック『LVDB-03 サンパティーク・ルイ・ヴァリウス』だ。構想から4年、開発に3年がかかったという。
『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』

文字盤中央では、昼夜を表す太陽+サンレイと星空が詩的に表現され、時分針が干渉しない一段下がったポジションにある球体がサークル内を回転し、第2時間帯を24時間昼夜表示する。この球体は自転もし、ローズゴールドとブルースチール製となり、単体でも昼夜を表現できるドゥ・ベトゥーンらしい仕様になっている。センター軸の短い針はポインター式のジャンピングデイトだ。
タンブール タイコの特徴的なケースは、ドゥ・ベトゥーンのシグネチャーカラーであるブルーに焼き付けたチタンで、プラチナ製のラグとの対比が美しい。この外装は、ルイ・ヴィトンのケース製造アトリエ“ラ·ファブリク·デ·ボワティエ”にて製造される。
シースルーのケースバックからは手巻きのDB2507Lが視認可能。
文字盤には、ホワイトゴールドのピンと金箔により星空とルイ・ヴィトンのロゴが表現されている。
GMT表示を行う球体はローズゴールドとブルースティール製で、回転して昼夜を表示する。
『LVDB-03 サンパティーク・ルイ・ヴァリウス』

そして、なによりもユニークなのが、このGMTウォッチは、サンパティーク(Sympathique=同調)クロックに組み込むことができるということだ。腕から外したウォッチをクロックにセットすると、2つの時計は同期し、ウォッチは自動的に巻き上げられ、時刻調整も行われるのだ。サンパティーククロックは、アブラアン-ルイ・ブレゲが18世紀に考案し、振り子時計に懐中時計を組み合わせるものであったが、ルイ・ヴィトンとドゥ・ベトゥーンがそれを再解釈した現代版を、唯一無二のクリエーションとして作り上げた。
「旅」というテーマはクロックにも反映されている。マリンクロノメーターにインスパイアされた形状で、メテオライトの象嵌細工装飾をチタン製の台座にセット。腕時計とのドッキング機構は上部にあるドーム型のエングレービング入りカバーの下に隠されている。クロックのムーブメントは鍵巻きで、2つの大型香箱を備え、11日間のパワーリザーブを誇る。
クロックのムーブメントと文字盤をつなぐゆっくりと回転する部分のエングレービングは、ベルギーの著名なイラストレーター、フランソワ・スクイテン氏による19世紀の旅をモチーフにしたイラストを、マスターエングレーバーのミシェル・ローテン氏が手彫りで仕上げている。
19世紀初頭のジオラマからインスピレーションを得ているというリングの装飾は、ルイ・ヴィトンの旅の真髄(こころ)を描き出している。
2つの大型香箱とルモントワール・デガリテを備えた自社製キャリバーは763個の部品で構成される。
ウォッチとクロックのドッキングインターフェースのカバーとなるローズゴールドのドームには創業者ルイ・ヴィトンの生まれ月の星座、ヘラクレス座が刻まれる。
アルノー氏は、「スイスには多くの老舗ブランドがある中で、独立系メゾンは非常にクリエイティブであり、全く違う観点を持っている。その中でも優秀で多くの機構を開発しているドゥ・ベトゥーンとは共作したいと思っていた」と語り、フラジョレ氏を“現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ”と称賛する。
一方フラジョレ氏は、ルイ・ヴィトンの独立時計師やメゾンを支える「ルイ・ヴィトン ウォッチプライズ」、ウォッチメイキングアトリエ「ラ・ファブリク・デュ・タン ルイ・ヴィトン」の活動に共鳴し、アルノー氏のパッションにも後押しされたという。そしてテーマである「旅」に対して、サンパティーククロックを提案。「私は35年前に、サンパティーククロックに組み込むウォッチを制作したことがあり、この技術を持っているのは自分だけで、これを継承したいという意味もある」と答えている。

ドゥ・ベトゥーンの共同創設者にしてマスターウォッチメーカーのデニス・フラジョレ氏は、名だたる時計メゾン、時計師たちとの仕事で知られ、数多くの技術開発に貢献している。
サンパティーク(sympathique)は、フランス語で“同調”を意味するが、相手に対して「感じがいい」「好感が持てる」といった誉め言葉でもあるという。まるでルイ・ヴィトンとドゥ・ベトゥーンの関係を表すマスターピースを指し示しているようでもある。

ウォッチを収納するのは特別なチタニウム製トランク。手作業でポリッシュ仕上げが施されたブルーの熱酸化処理のチタン製コーナー金具が際立つ。クロックの方にも同じ厳格な基準で仕上げられた、記念碑的なチタン製トロフィー・トランクが用意されている。

『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』 手巻き。径45㎜。チタンケース(ラグとリューズはプラチナ)。ファブリックストラップ(アリゲーターストラップ付属)。30m防水。
『LVDB-03 GMT ルイ・ヴァリウス』は12本が製作され、うち10本が腕時計単体で、2本が『LVDB-03 サンパティーク・ルイ・ヴァリウス』とセットで販売される。
問い合わせ/ルイ・ヴィトン クライアントサービス TEL:0120-00-1854