2026.03.25

タグ・ホイヤーの最新日本限定モデルは「桜」がモチーフ

ブラックマザーオブパールにピンクカラーの秒針が華を添える

左「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト ジャパン リミテッドエディション」。自動巻き。径41㎜。SSケース&ブレスレット。100m防水。限定200本。78万1000円。右「タグ・ホイヤー カレラ デイト ジャパン リミテッドエディション」。自動巻き。径36㎜。SSケース&ブレスレット。100m防水。限定150本。62万1500円。

タグ・ホイヤーは毎年、日本の地域や文化などからインスパイアされた日本限定モデルをリリースしている。日本でしか購入できないレアモデルはいずれも人気が高く、完売モデルの常連。

時計業界では、こうした「国限定」がどの国でもリリースされていると思われがちだが、実際はそんなことはない。レギュラーモデルにない製造ラインを組む必要がある「各国限定モデル」は、コスト面からもても負担が大きく、そのブランドが重要視している特別な「国」でしか展開されていない。

タグ・ホイヤーにおける日本限定モデルのバリエーション、またその完成度の高さを見れば、いかに同社が日本市場を大切に考えているかは明確。こうして日本でタグ・ホイヤーの日本限定モデルを手にするチャンスがある我々は、かなりラッキーなのである。

そんなタグ・ホイヤーの最新の日本限定モデルが発表された。それが写真の2本。「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト ジャパン リミテッドエディション」(左)と「タグ・ホイヤー カレラ デイト ジャパン リミテッドエディション」(右)である。

これからのシーズンにぴったりな、春の訪れを予感させる「桜」をイメージした日本限定モデルが誕生した。どちらのモデルも、ダイアルに採用されているのは、ブラックマザーオブパール。通常の白蝶貝に比べ、さらに希少性の高いこの黒真珠の真珠母貝は、その奥行きのある輝きが最大の特徴だ。

腕時計では、このマザーオブパールを薄くスライス加工してダイアルにするのだが、マザーオブパールは非常に割れやすく、特に時計のダイアルのように非常に薄く仕上げるには、かなり特殊な技術が必要となる。

タグ・ホイヤーの日本限定カレラのように、ダイアルに「デイト」や「デイデイト」表示の“穴”を開けなければならない場合は、さらに難易度が上がり、品質の管理はよりシビアのものになるが、加工の難しさを天秤にかけても、マザーオブパールダイアルの美しさは選ぶ価値があるのだ。

このブラックマザーオブパールのダイアルをより際立たせているのが、柔らかなピンクカラーの秒針だ。マザーオブパールのダイアルは光の角度によって非常に多彩な表情を浮かべるが、そこに規則正しく動く静寂な秒針が加わることで、移ろう光と色彩のコントラストを実現。誰もが心待ちする日本の春の訪れを、この小さなダイアル上で見事に表現している。

用意されている時計のサイズは、41㎜と36㎜。個性的でありながらも落ち着きのあるダイアルと、この時代に左右されない王道のサイズ感は、新社会人の記念としても相応しい1本。また新生活に向けたペアウォッチとして選ぶこともできるだろう。

なお搭載するムーブメントはともに自動巻きで、41㎜のデイデイトモデルの方がパワーリザーブ約80時間の「TH31-02」(写真左)、36㎜のデイトモデルの方がパワーリザーブ約56時間の「キャリバー7」(写真右)となっている。

それぞれの限定数は、「タグ・ホイヤー カレラ デイデイト ジャパン リミテッドエディション」が200本、「タグ・ホイヤー カレラ デイト ジャパン リミテッドエディション」が150本となっており、どちらもケースバックにLIMITED EDITIONとシリアルナンバーの刻印が入る。

 

問い合わせ/タグ・ホイヤー公式サイト

文/市塚忠義