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VACHERON CONSTANTINの複雑時計

トゥールビヨンやミニッツリピーターなど複雑機構を自社製造するマニュファクチュール。そんなヴァシュロン・コンスタンタンの技術力は、長い歴史の中で研ぎすまされてきた。1790年に初の複雑機構を製作し、今も世界一複雑な時計の称号を持つ。

外装もムーブメントも美を極める複雑時計
1929年、エジプト在住のスイス人グループからエジプト国王ファード1 世に贈られたグランドコンプリケーション。中蓋の内側には敬意を込めた贈答の言葉が刻まれ、裏蓋には国王の紋章をエナメルで施し、周囲をダイヤモンドが彩る。

複数の機構を自在に組み合わせてきた超複雑時計の名手

世界一複雑な時計も生み出せる技術を追求

いかに複雑機構を作れる技術があっても、購入者がいなければ作る意味がない。時計製作技術と美意識に長けたヴァシュロン家、ビジネス手腕を振るったコンスタンタン家、それぞれの優れた能力による二人三脚で黎明期を築いたヴァシュロン・コンスタンタンは、複雑時計の価値を理解する顧客に恵まれ、今日までグランドコンプリケーションを作り続けてこられたのだ。
例えば、右ページの懐中時計は、1929年製のグランドコンプリケーション。3つのゴングとハンマーとを備えるグラン&プチソヌリとミニッツリピーター、スプリットセコンド・クロノグラフ、そして永久カレンダーを積む、当時のメゾンとしては最も複雑な時計であった。
それらにパワーリザーブ計とアラーム機能が追加されたのが、左ページ左上の1935年製懐中時計。その下は1948年製で、3ゴングによるミニッツリピーターと永久カレンダー、スプリットセコンド・クロノグラフ、アラームを同時搭載する。
これらはオーダーによって生まれた品である。そしてヴァシュロン・コンスタンタンは、今も特別な時計愛好家からのオーダーに応えている。
左ページ右側の懐中時計は、その最新作。2015年9月にお披露目された、この「Ref.57260」は、8年の歳月を掛け完成した実に57もの機能を備える世界一複雑な時計である。ただ複雑なだけでなく、トゥールビヨンはメゾン初の3軸、不可能と言われた難解なユダヤ暦の永久カレンダー化に成功するなど、優れた革新性も秘めている。複雑時計の歴史に、また新たな金字塔が打ち立てられた。

 

57の機能を同時搭載する世界一複雑な時計
「Ref.57260」。ダイヤルはダブルフェイスで、写真手前の面にはユダヤ暦の永久カレンダーや世界初のレトログラード式スプリットセコンド・クロノグラフ、もう一面にはグレゴリオ暦や均時差表示、天文表示などを備えている。

 

世界一複雑な機構を収めるケースは、極めて厚い。ケース側面にはソヌリやリピーター、アラーム、クロノグラフなどのスイッチやボタンを備えている。

 

15歳の若き時計愛好家の王子へ
1935年製。右ページの時計を贈られたファード1世の子息であるファルーク王子の義理の兄弟が、1946年に購入。その後、ファルーク王子へ渡る。美しいゴールド文字盤で、父の時計より複雑な機能を有していた。

 

高精度を兼ね備えた複雑時計
美術コレクターでもあった大富豪ギ・ドゥ・ボワールヴレイ伯のオーダーで1948年に完成したグランドコンプリケーション。異なる合金を組み合わせたギョームテンプにより複雑な上に高精度でもあった傑作の一つ。

 

 

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