2019.09.10

ベル&ロスから、ニューコレクション「BR05」登場！

見たことあるようで、見たことない、独創的なケースデザイン

2005年に登場したBell&Ross「BRシリーズ」は、航空機のコックピット計器がモチーフとなっており、抜群の視認性を誇る。その独特なスクエアケースデザインは、時計界の永世定番だ。またその高い精度＆機能性から、プロフェッショナルのためのツールとして各国の軍隊や警察で制式採用されている。今回の新コレクション「BR05」は、「アーバン・インストゥルメント」と形容されるだけあって、既存のコレクションに比べ、非常にエレガントな仕上がり。もっとも特徴的なのがそのケースデザインだ。スクエアを踏襲したケースは、サテン仕上げを基調とし、エッジ部分のポリッシュ仕上げにより、時計のボリューム感を強調している。また、サテンとポリッシュ仕上げのコマが交互に配され、ケースとつながっているかのようなブレスレットは非常に優美。

一見すると流行りのラグジュアリー・スポーツ顔だが、実は「機能が形を作る」というBRコレクションの哲学が随所にいかされている。例えば、ケースとブレスレットが一体化したデザイン。ケース一体型のラグがブレスレットの最初のリンクを形成しているのだが、これにより一体感と同時に、装着性も高めている。また、ベゼルを留めるための四つのネジは、もはや機能を超えて美しいデザイン要素の一つとなっている。そして、高さをもたせたアプライドインデックス。実は、今回の「BR05」は、全モデルの文字盤がサンレイ仕上げと非常にエレガント。ここに低めのアプライドインデックスだと文字盤に馴染みすぎ、やや視認性が劣ってしまう。そこであえて、アプライドインデックスをやや高めに設計し、かつスーパールミノバをコーティングすることで高視認性を実現している。結果、ボリューム感溢れるケースとのバランスも非常に良い。Bell & Ross共同創設者兼クリエィティブ・ディレクターのブルーノ・ベラミッシュ氏は「この種のデザインは1970年代まで遡ることができますが、ひとたびBell & Rossの手にかかれば、印象的で現代的な幾何学的図形に命が吹き込まれるのです」と話す。まさに新しいアイコン・デザインの誕生である。