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2018.05.29
フランク ミュラーのヴァンガード・ファミリーが拡充【博士と助手の新作時計 2018 ガチンコ対決!】
新作メインはヴァンガード。スケルトンによる構造美が、今年のテーマだ。
ほぼ全作が文字盤にムーブメントの構造を見せ、意匠とメカを融合させた。
博士「初期の大発明の機構が露わに」
助手「透明感豊かなグラビティ」
大型のヴァンガードがメカの構造美を宿す
助手 近年のフランク ミュラーはスケルトンに注力していましたが、今年はそれがさらに加速。どれもこれも、スケスケでした。
博士 メカニズムの構造美を大きなテーマにしたそうだ。「ヴァンガード」に初搭載されたマスターバンカーも、この機構初のスケルトンになっている。1996年に発表された初期の大発明にして、メゾンを代表する3タイムゾーンの外観を新鮮に生まれ変わらせた。
助手 フランク ミュラーを代表する機構なら、やっぱりトゥールビヨンですよ。キャリッジの回転軸の外側にテンプの天真を設置し、テンプをより大きな半径で回転させて、強く重力に抗う独自のトゥールビヨン「グラビティ」の新作は、ダイヤルから裏蓋の向こう側が見えるほどのスケルトナイズでした。地板もブリッジもパーツが支えられるギリギリの細さのフレーム構造になっていて、まさに構造美が、表からも裏からもたっぷりと堪能できちゃいます。
博士 大型のヴァンガードは、ムーブメントの周囲に余白が生まれ、透明感や構造美の創出を促す。創造性がいかんなく発揮できるんだ。
商品の問い合わせ/フランク ミュラー ウォッチランド東京 Tel.03-3549-1949
[時計Begin 2018 SPRINGの記事を再構成]
写真/岸田克法 文/髙木教雄 構成/市塚忠義