2018.09.02

【角型時計って実は…世界初が多い】世界初!の冒険家のために開発されたリストウォッチ「サントス ドゥ カルティエ」

角型時計って実は…世界初が多い

ラウンド型より数が少ないぶん、各々に強いこだわりが宿る角型時計。 その証拠のひとつが“世界初”を冠すモデルが意外に多いということ。 そうした初モノの機構・装備・仕様をここに厳選してみた。

 

1904年、アルベルト・サントス=デュモンの要請で誕生した「サントス」。 最初期の腕時計としても名高い1本だ。

CARTIE(カルティエ)
サントス ドゥ カルティエ

名作の上品なスタイルを絶妙にモダナイズ
今年発表されたサントスの新作。ベゼルをビス留めしたコンビ仕様のケースやブラウンストラップなど、よりオリジナルに近いスタイルを取り入れつつ現代風にアレンジ。自社製Cal.1847 MC搭載。自動巻き。ケース41.9×35.1㎜。SS+18KYGケース。カーフストラップ(SS+18KYGブレス付き)。10気圧防水。98万円。
お問い合わせ先:カルティエ カスタマー サービスセンター Tel.0120-301-757

 

付け替えや調整が可能な2つの新システム
新作にはレザーストラップに加え、メタルブレスレットが付属。新たに「クィックスイッチ」システムを採用したことで、簡単に自身での付け替えが可能に。さらに「スマートリンク」システムにより、工具を使わずに1リンク単位でブレスレットの長さが調整できる。

 

パイオニア精神が生み出した革新性

航空界のパイオニアとして歴史に名を残すアルベルト・サントス=デュモン。度重なる事故に遭遇しながらも、1901年にパリ・エッフェル塔の周りを初飛行するなど、果敢に空の冒険に挑んだ。また、飛行船から飛行機まで、数多の飛行マシンを自ら設計したが、なかでも有名なのが1906年に製作した「14bis」号だ。そんなイノベーターのためにカルティエが開発した時計こそ「サントス」である。

 

[時計Begin 2018 SUMMERの記事を再構成]
文/岡崎隆奈