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2019.04.03
【2018 時計グランプリ】IWC、ゼニス、ウブロ他、審査員の個人賞を全公開その2
審査員が個人的独断と偏愛で選ぶ 個人賞
審査会では語りつくせなかった「時計愛」。また、惜しくもノミネートからはずれた傑作。審査員の個人賞をご紹介します。
「130年以上前のモデルをすこぶるモダンに再現」
中里 靖
「小ぶりで上質な質感で抜群の存在感」
岸田克法
GIRARDPERREGAUX(ジラール・ペルゴ)
ロレアート 38㎜
クロノグラフ
程よい大きさの腕時計がトレンドの一つになってきている中、こちらのモデルは程よい密度感とブレスレットからケース本体へのつながり感とダイナミックなベゼルが相まって存在感は抜群だ。重すぎず軽すぎず、上質なステンレスの塊感もたまらない。このデザインセンスはジラール・ペルゴの未来を提示していると思う。自動巻き。径38㎜。SSケース&ブレス。10気圧防水。153万円。お問い合わせ先:ソーウインド ジャパン
「実はしれっと自社ムーブを搭載していた定番中の定番」
市塚忠義
IWC(アイ・ダブリュー・シー)
ポルトギーゼ・クロノグラフ
"150イヤーズ"
7750ベースのレギュラーモデルと見比べても、ダイヤルからは全く違いが分からない……そこがポイント。実は自社製クロノグラフ・ムーブメントを搭載しており、価格もほとんど据え置き。メディアでの露出が少なかったにもかかわらず、限定2000本はソッコーで完売。それだけ「待ってました!」な人が多かったということですね。自動巻き。径41㎜。SSケース。アリゲーターストラップ。3気圧防水。78万5000円。お問い合わせ先:IWC
「デザイナーを褒めたいデザインと色のマッチング」
島津 克
HUBLOT(ウブロ)
クラシック・フュージョン クロノグラフ
チタニウム グリーン
このクロノグラフ自体は以前からあり、サテン&ポリッシュのケース、ベゼルの仕上げや、2つ目玉のバランスが絶妙で、デザインが美しくてウブロの中でも一番好きなモデル。そこに’18年登場のグリーン。文字盤のサンレイもきれいで、大ぶりなのに上品。目を惹きますよね。自動巻き。径45㎜。チタニウムケース。ブラックラバー×グリーンアリゲーターストラップ。5気圧防水。116万円。お問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン ウブロ
「超絶クロノムーブをあえてパンダ顔で覆ってしまう潔さ」
柳町 豪
ZENITH(ゼニス)
デファイ エル・プリメロ21
時計はやっぱり「顔」でしょう、ということで、パンダ顔のこちらに萌~。10振動と100振動のダブルムーブメントを文字盤で覆ってしまうという、2017年のオープン文字盤と真逆の発想で、その謙虚さと潔さにはブランドの余裕すら感じさせる。ブラックセラミックベゼルがパンダ顔をキリリと締めています。自動巻き。径44㎜。チタンケース&ブレス。10気圧防水。127万円。お問い合わせ先:ゼニス ブティック銀座