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2019.04.02
【2018 時計グランプリ】フレデリック・コンスタント、ラルフ ローレン他、審査員の個人賞を全公開その1
審査員が個人的独断と偏愛で選ぶ 個人賞
審査会では語りつくせなかった「時計愛」。また、惜しくもノミネートからはずれた傑作。審査員の個人賞をご紹介します。
「ブランドの世界観をより明確に時計で表現した」
柴田 充
RALPH LAUREN(ラルフ ローレン)
ウエスタンクッションモデル
42㎜エングレイブド
スターリングシルバー
ブランド創業50周年を記念し、ヴィンテージテイストのクッションケースに、ストラップとともに一体感ある手彫りのエングレービングを施し、ロデオベルトやコンチョベルトを思わせる。ピアジェによるマニュファクチュールムーブ搭載。新体制になり、これまで以上にブランドらしさを打ち出した。自動巻き。ケース42㎜。スターリングシルバーケース。カーフストラップ。5 気圧防水。279万円。お問い合わせ先:ラルフ ローレン 表参道
「機械式腕時計における究極の薄さに挑んだ意欲作」
髙木教雄
PIAGET(ピアジェ)
「アルティプラノ」
アルティメート・コンセプト
厚さわずか2㎜。薄型時計の名手が、その極限に挑んだ。ケースの裏蓋の内側を地板としたのは、メゾンの既存モデルで試みられているが、主ゼンマイを直接地板に設置したり、テンプをボールベアリングで支えるなど、かつてない構造で究極の薄さをかなえた。発売予定がないコンセプトウォッチだが、その革新性は興味をそそる。手巻き。径41㎜。コバルト合金ケース。アリゲーターストラップ。参考商品。お問い合わせ先:ピアジェ コンタクトセンター
「モダンなカフェレーサーに絶対に似合う時計です」
吉田 巌
TAG HEUER(タグ・ホイヤー)
ホイヤー モナコ
バンフォード
高級時計のカスタマイズで名高い英国「バンフォード ウォッチ デパートメント」とのコラボ。バイクなどの世界では〝メーカー公認カスタム〞が時折見られるが、時計でそれをやるのがタグ・ホイヤーらしさ。自分の愛バイク(カフェスタイルの500cc)を走らせる時、コイツが腕にあったら……と夢想した。自動巻き。ケース39×39㎜。カーボンケース。世界限定500本。87万円。完売。お問い合わせ先:LVMHウォッチ・ジュエリー ジャパン タグ・ホイヤー
「独立時計師、浅岡 肇氏による機械式時計の入門機」
まつあみ 靖
HAJIME ASAOKA(ハジメ アサオカ)
CHRONO TOK YO
独立時計師、浅岡 肇氏が3年を費やして完成させた機械式時計の〝入門機〞。ボンベダイヤル、ボックスサファイアはじめ、自身が普段使いできるデザインやクオリティから、化粧箱、適正価格にまでこだわった。安定感のあるCal.MIYOTA90S5を採用、技術力の高い外部メーカーと共同し、浅岡クオリティを実現。初回製造分は完売。自動巻き。径37㎜。316L SSケース。カーフストラップ。3気圧防水。18万円。お問い合わせ先:TicTAC恵比寿アトレ店