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2019.04.19
編集部員の「欲しい!」時計インプレッション(ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44) 第1回「世界どこでも正確な時計が欲しい……」の巻
「欲しい!」時計:ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44
ユンハンス マイスター メガ Ref.058 4803 44
2018年に発表された、ユンハンスの電波腕時計「メガ」シリーズ。同社の「マイスター」と「マックス・ビル」の2コレクションで展開されている。今回お借りしたのは、「マイスター」コレクションの中のブレスタイプ。「メガ」シリーズの最高スペックモデルで、両面無反射コーティングのドーム型サファイアクリスタルを採用。防水性能も他のモデルが全て3気圧防水に対し、なんと5気圧防水。電波クォーツ。径38.4mm。SSケース&ブレス。18万円。
お問い合わせ先:ユーロパッション Tel.03-5295-0411
リポーター:『時計Begin』編集部・柳町 豪
第1回「世界どこでも正確な時計が欲しい……」の巻
時間はわりと正確な方。どこへ行くのも割と早めについて逆に時間をもてあましてしまう。海外に行くときも、着陸前に飛行機の中で、スクリーン上の現地時刻を見ながらイソイソと時計をあわせてホッとするタイプ。コレ楽しい儀式ともいえますが、心配性な私の場合「合ってるよな」って何回も確認してしまい、面倒だなと思うこともしばしば。で、今回、スイスのバーゼルワールド取材前にお借りした時計がこちら。世界5ヶ所の基地局からの電波を受信し、自動で時刻あわせをしてくれるので、ねむい目をこすりながら飛行機の中で手動であわせる手間もなし。まさに海外に行くときにドンズバの時計なのである。
時計は「クラシック顔」が好きなもので……
電波時計は各社さまざまなモデルが出ていますが、なぜにユンハンス? といいますとなんといってもその「クラシックな佇まい」が好きだから。大抵の電波時計が太陽電池パネルを文字盤に使用しており、それゆえ文字盤はじめ、デザインに制約がでてしまうんです。近未来的なデザインが多い電波時計のなかで、唯一ユンハンスだけが古風な顔つき。デザインを重視するため、あえて太陽電池でなく、交換式バッテリーを採用。
実は1930年代からあったユンハンス「マイスター」
ところで、ユンハンスの「マイスター」シリーズって1930年代からあったってご存知でした? 今も昔もかわらず、ドイツは黒い森地方のシュランベルクで製造されています。上の写真は、1950年代の「マイスター」。ドーフィン針にバーインデックス、センターセコンドの意匠は今回のモデルでもちゃんと踏襲されているんです。
今回のユンハンス「メガ」シリーズの一番のポイントは「クラシックなデザインにこだわった電波時計」。次は、実際に、電波時計としての実力をインプレッションしてみたいと思います。
(つづく)